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キリスト教のお墓について

2020.08.21

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キリスト教式のお墓は、仏式のお墓と比べると、墓石の形や納骨方法など様々な部分で異なります。

 

前提として知っておきたいのは、「お墓に対する考え方が違う」という点です。仏教の場合、故人は仏となり「肉体の魂はお墓、精神の魂は位牌」にそれぞれ眠ると考えられています。そのため、お盆やお彼岸の時期になると、お墓参りや法要をして先祖を敬います。

 

キリスト教では、お墓には故人の魂が宿っているという考え方ではなく、どちらかというと「故人が生きていたことを示す記念碑」としての意味合いが強いです。故人の魂はすでにこの世にはないので、お墓で供養するという考え方はなく、納骨式以外で故人を追悼するような集会が開かれる場合は、教会などお墓以外で行われることがあります。

 

今回はこのようなキリスト教の考え方に基づいた、日本におけるお墓の在り方や建て方、作法に関して紹介します。葬儀が終わり、お墓はどうしたらいいか迷っている方、キリスト教式のお墓に関して知りたい方はぜひ参考にしてください。

 


日本でもキリスト教は土葬?

仏教徒の多い日本とキリスト教徒の多い欧米のお墓の違いを語るうえで、火葬と土葬の違いは欠かせません。日本に住んでいるとあまり意識することがありませんが、日本の葬儀における火葬の割合は世界的に見ても非常に高いということを理解しておきましょう。

 

厚生労働省が調査した「衛生行政報告例」によると、2017年度に日本全国で行われた火葬の割合は99.97%と発表されており、国内においてほぼ100%の方が火葬を行っています。最近ではアメリカや中国などの諸外国でも火葬が増えている傾向にはありますが、それでも火葬の割合は50~70%程といわれています。そのため、日本の火葬の割合は突出しているといえます。

 

日本で火葬が多い主な理由は、「土葬だと1人1つのお墓になるのでスペースがたくさん必要になる」「感染症などの衛生対策上、火葬が望ましい」の2つです。国土に占める山地の割合が多く、島国で領土が限られている日本では、火葬のほうが合理的なのです。

 

一方、諸外国、特に欧米で土葬が多いのは「キリストが死後3日後に復活したとされ、最後の審判の日にすべての人の命が復活する」と信じられているからだといわれています。火葬すると最後の審判の日に復活できなくなってしまうため、昔から土葬をする習慣が根付いたようです。

 

 

お墓は1人に1つ

仏式の場合は、家族や親族で1つのお墓に入る家墓が主流です。代々「〇〇家の墓」として先祖から受け継がれてきたお墓を持っている家庭も多いでしょう。対してキリスト教の場合は、宗教の考え方から土葬が主流であるため、1人に対して1つのお墓を建てる単独墓が基本でした。しかし、現代では考え方も多様化しており、キリスト教の信徒でも新たにお墓を作る人もいれば先祖代々のお墓に入る人が多くいらっしゃいます。

仏教徒の多い日本において、故人はキリスト教の信徒であっても、家族や親族との関係で仏式のお墓に入る人も存在します。ただし、お寺にあるお墓の場合、仏教徒でないと受け付けてくれなかったり、お葬式をした場所でしか埋葬させてくれなかったりする場合があります。キリスト教の信徒を仏式のお墓に納める可能性がある場合は、事前にお墓の管理者へ確認を取りましょう。

 

お墓を作らない場合も

キリスト教では、お墓を作らない場合もあります。お墓を作らない代わりに散骨したり、教会と相談した上で納骨堂や共同墓地に入るケースもあります。

ちなみに、日本カトリック司教協議会では、散骨を行うことを推奨していません。
詳しくは下記リンクより、カトリック中央協議会のHPをご覧ください。

 


キリスト教の納骨時期は決まっていない

キリスト教と仏教のお墓にまつわる違いは、納骨にもあります。仏式の場合は四十九日法要にあわせて納骨するのが一般的です。仏教における四十九日には「故人の魂が生まれ変わる最長の期間」という意味があります。四十九日に必ず納骨をしなければいけないしきたりはありませんが、「万が一転生するまでの間に魂が戻ってきたら困る」という理由から、行われるようになったという説が有力です。

 

一方、キリスト教には四十九日という考え方がありません。そのため、仏式のように納骨を行う時期のルールは特になく、遺族と教会や司祭で話し合って納骨式の日程を決めるケースが一般的です。

 

 

キリスト教の納骨式

キリスト教の納骨式は牧師や神父が立ち会って行います。式が始まったら、まず全員で黙とうをしてから聖歌や讃美歌を歌います。数ある聖歌・讃美歌のなかでも納骨式でポピュラーなのは、「いつくしみ深き」です。結婚式やキリスト教式の葬儀でもよく歌われる歌なので、耳にしたことがあるかもしれません。

 

聖歌・讃美歌を歌い終わったら、次に神父や牧師が聖書を朗読し、最後に全員でお祈りを捧げます。同じキリスト教でも宗派によってお祈りの作法も異なりますが、基本的に間違っても注意されることはありません。お祈りの作法が分からない場合は牧師や神父、他の参列者のしぐさにならうとよいでしょう。

 

 

キリスト教式のお墓はどこに建てる?

キリスト教式のお墓を建てる場所に縛りはありません。一般的には、生前に所属していた教会の墓地や、宗教に関係なく利用できる霊園などが主流です。また、各教会や宗派が管理している共同墓地や納骨堂も存在するので、もし建てる場所に困った場合は相談してみても良いでしょう。

 

もし、先祖や家庭の事情で他宗教の墓地にキリスト教式のお墓を建てる場合は、必ず事前に管理者に確認を取りましょう。

 


キリスト教のお墓のデザインはさまざま

キリスト教ではお墓を建てなくても問題ないため、決まった型がなくデザインは基本的に自由です。比較的ポピュラーなデザインとしては、「オルガン型」「ストレート型」「プレート型」の3つがあります。

 

オルガン型

オルガン型は、その名のとおりオルガンに似た形状をしていることから名前がついています。墓石のメインとなる竿石が、下から上方向に向けて角度をつけるように斜めに削られているのが特徴です。

 

ストレート型

ストレート型も名前のとおり、垂直方向にまっすぐなデザインとなっており、シンプルなのが特徴だといえます。また、オルガン型のように竿石が斜めになっていない分、彫刻した箇所に汚れが溜まりにくい点はメリットです。

 

プレート型

プレート型は平らな墓石を横にして地面に直接置くのが特徴です。なかには、彫刻部分が見やすいように、オルガン型のように墓石を斜めにカットしたものもあります。墓石のなかでも比較的安価で、手入れがしやすい点がメリットです。

 

墓石に彫られる文字

ほとんどのケースで墓石には文字などの彫刻が施されますが、キリスト教式では墓石と同様に特別な決まりはありません。

キリスト教のお墓はあくまでも故人の記念碑に近い位置付けなので、十字架や生前に好きだった言葉、聖書の一節などを刻むケースが多いです。

氏名については洗礼名があればそれを刻むのが一般的です。なお、原則的に洗礼名をつけるのはカトリックと聖公会であり、プロテスタントではつけないケースも多いというのは覚えておきましょう。

 


キリスト教のお墓参りの方法は?

キリスト教式のお墓参りにも決まったルールはありません。前提として、仏教のようにお盆やお彼岸の時期にお墓参りをするような慣習はないというのは理解しておきましょう。故人のことを思い出す機会としてお墓参りをする場合は、掃除をしてからユリやカーネーションなどの花を供え、礼拝するという流れです。

 

基本的には仏教式のお墓参りと同じように考えておけば問題ありません。ただし、祈りをささげる仕草や手順はそれぞれの教会や宗派によって異なるので、注意しましょう。

 


キリスト教のお墓は故人を偲ぶ場所

仏式もキリスト教も、作法の違いや考え方の違いはありますが、お墓は故人を偲ぶ場所であることは変わりありません。作法も大切ですが、常に故人を想う気持ちを忘れないことが重要です。

 

 

外部リンク
日本カトリック司教協議会“教皇庁教理省「死者の埋葬及び火葬の場合の遺灰の保管に関する指針(Ad resurgendum cum Christo)」の日本の教会での適応について”

 

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