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おひとりさまの終活でやるべきこととは
2023.02.02
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「おひとりさまの終活となると何をすればいいですか?」
「おひとりさまの終活をするメリットを教えて下さい!」
このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
おひとりさまの世帯は年々増加しており、無視できなくなるほど大きな影響を与えています。
であれば、生涯未婚になる可能性を考慮しながら終活についても考えていかなければなりません。
当記事では、おひとりさまの終活をどのように行っていくべきなのかをお伝えしていきます。
おひとりさまの終活が増えているのはなぜ?
おひとりさまの終活が現在増えている現状があるというのはご存知でしょうか。
おひとりさまという単語は独身男性と女性両方を指す言葉であり、日本が公表している未婚世帯の推移をベースに考えるとわかりやすいでしょう。
そのデータをもとに50歳になった時点での未婚世帯を割り出すと、男性が28.3%と女性が17.8%という数値になっています。
このようにおよそ3割の男性とおよそ2割の女性が生涯未婚で終活をする「おひとりさま」世帯になる可能性があります。
しかも、今までの推移からするとこの傾向は加速する確率が高く、2020年代に20代や30代の方も「おひとりさまで終活するには?」を考えていく必要があるでしょう。
おひとりさまが終活をするメリット
今後おひとりさま世帯が増えていくなかで、終活するメリットは次のとおりです。
1.孤独死を防げる
2.不安を解消するための行動ができる
3.安心した余生を過ごせる
それぞれ解説していきます。
終活メリット①孤独死を防げる
おひとりさまが終活をするメリットの一つ目は、孤独死を防げることです。
孤独死とは、独居老人が何らかの理由で誰にも看取られないまま逝去することを指していますが、最近では増えてきているという報告もあります。
ただ終活をきちんと行い、賃貸から老人ホームなどの高齢者施設に入居していれば、このようなことは起きないでしょう。
それに加えて終活を行うといった名目でサークルを作る場合もあり、サークル活動を通して友人も作れます。
そのため、おひとりさまが終活をスタートすれば思っている以上に仲間も増えて、楽しく物事を進められるでしょう。
終活メリット②不安を解消するための行動ができる
終活サークルの話が出てきましたが、仲間と一緒にあるゴールを目指して行動していると不安は解消するものです。
それに加えて将来の不安要素を解消するのも、終活の目的なのでより一層効果は高まるでしょう。
具体的に終活で行うことは次のとおりです。
・葬儀や老人ホームの費用を計算する
・計算した費用を貯める
・契約事項が大切なら契約を前もって行う
・死後に関する流れを確認しておく
その他にも色々な確認事項がありますが、最初期のゴールは上記のものに設定しておくといいでしょう。
その後必要に応じてオーダーメイドのプランを考えていきます。
終活メリット③安心した余生を過ごせる
先ほど死後の不安を解消するのが終活のメリットとお伝えしましたが、他にも安心した余生を過ごすために必要です。
たとえば、老後に必要な資金を十分に貯められたら何をして過ごそうかと考えるのも終活には含まれます。
終活とはただ単に老後の心配をして過ごすだけでなく、余生を充実させるのかを考えていきます。
将来の不安をなくせば、自然と今やりたいことが何かを考えられるようになり、旅行やイベントを企画し楽しめるようになるでしょう。
おひとりさまが終活をするときにしておくべきこと
ここまでおひとりさまが終活をするメリットをお伝えしてきましたが、ここからは実際に行う以下の中身について確認していきます。
・エンディングノートを使いゴールを明確にする
・生前契約を行う
・死後事務委任契約を行う
・相続について親戚に迷惑を掛けないようにする
さっそく確認していきましょう。
エンディングノートを使いゴールを明確にする
おひとりさまが終活をするときにやっておくべきことの一つ目は、エンディングノートを使ってゴールを明確にすることです。
エンディングノートとは、死後に向けた行動計画を立てていくノートを指しており、形式はどのようなものでも構いません。
終活におけるゴールとは次の2点を指しています。
・他人に迷惑を掛けないように逝去するための計画達成
・余生をどう生きたいかを考え実行すること
このように計画を分けて考えていくことを意識すると充実した終活となるでしょう。
生前契約を行う
先ほどお伝えした「他人に迷惑を掛けないように逝去するための計画達成」を終活の1つのゴールにするのであれば、生前契約は行っておくべき契約といえます。
というのも、生前契約は前もって葬儀の代金を支払っておく契約を指しており、あなたの死後に滞りなく葬儀が行われる契約だからです。
仮に次に紹介する死後事務委任契約のみを行っていると、次のような流れで葬儀が行われます。
・預託金を契約先に支払っておく
・逝去後、契約先が葬儀会社に葬儀を依頼する
・葬儀が行われる
このように死後に葬儀会社が選ばれる可能性が高く、希望する葬儀が行われない可能性もあります。
逆に生前契約は自らが葬儀会社を選び、「事前に契約金を支払う」ので死後事務委任契約のみの場合と比べると安心できるでしょう。
生前契約については以下の記事で詳しくお伝えしているので、気になる方は見てみて下さい。
死後事務委任契約を行う
先ほどもでてきましたが、死後事務委任契約もおひとりさま終活では大切なものです。
通常、死後に死亡届を役所に親族が届け出ることになっていますが、おひとりさまの場合には死亡届を出すことがままなりません。
このような死後に関する契約や届け出を担ってくれる契約が死後事務委任契約であり、各必要な届け出や契約解消といった事務手続き一つ一つに手数料を支払って行ってもらいます。
もちろん遠くの親戚に依頼できる場合には死後事務委任契約を行わなくてもいいですが、おひとりさま終活では基本的に一人で逝去することを念頭に置くため必須であると考えておいて問題ありません。
相続について親戚に迷惑を掛けないようにする
最後は相続を滞りなく行えるようにすることです。
相続問題で最も厄介に思われることとして、遠い親戚が相続対象になる場合です。
たとえば、昔は一度会っていて相続権が親戚にありつつも失念していたという事例はたくさんあります。
この場合、基本的に家庭裁判所が相続財産の管理をする弁護士や司法書士の先生を専任しますが、戸籍謄本などを取り寄せ調査がなされます。
このように相続権がある親戚がいる場合、あなた自身の問題ではなく範囲が第三者を巻き込むことにもつながるので、事前にきちんと戸籍などの関係資料を専門家と一緒に調査する必要がある点に注意しましょう。
おひとりさまが終活する年齢はどれくらいが最適?
おひとりさまが終活をする年齢となるとどれくらいの年齢からが最適なのでしょうか。
たとえば20代を想定してみると、「少し早すぎるのではないか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
具体的に当サイトが考える終活をするベストなタイミングは50代からとしています。
この内容について、50代と60代を比較して以下ではお伝えします。
50代で終活する場合
おひとりさまが終活する年齢のベストなタイミングは50代だと当サイトでは考えています。
というのも、定年退職をする65歳から考えるのでは資産形成などの時間が掛かる計画を達成できないまま終活をすることになるからです。
たとえば、今の預金残高が500万円しかなく老後の資金2,000万円を貯めるとなると50歳から終活をスタートすると定年退職まで15年間時間がある状態です。
15年の時間があれば年間で100万円程度の預金を続けていけば達成できますし、もっと豊かに老後を過ごす計画も立てられるでしょう。
このように50代となると定年退職までの期間が長くなり、その分きちんとした資産形成が可能なのでおすすめです。
60代で終活する場合
一方おひとりさまの終活を60代からスタートするとなると、60歳からスタートしたと仮定して先ほどの条件を考えてみましょう。
定年退職までに1,500万円を貯めるには残り5年なので、年間300万円の貯金をしていかなくてはなりません。
先ほどの3倍の貯金額となると、どうしても達成が不可能な方も出てくるでしょう。
そうすると定年退職後も仕事を続ける選択肢しかなく、どうしても働きたくない方でも無理をして働くことになります。
このような余生の過ごし方は多くの方にとってマイナスにしかならないため、できる限り選択肢を多く持つためにも50代からゆっくりと終活をスタートするといいでしょう。
女性のおひとりさま終活も増えている点に注意
現在の未婚率を考えてみると、女性のおよそ2割の方がおひとりさま終活を行う可能性があるといった点に注意が必要です。
日本国内に限った一般的な話として、女性の平均年収は男性と比べると大きく劣ってしまい年金額も多くは望めません。
もちろん今後年収が上がっていく可能性はありますが、資金計画は悲観的に立てておいたほうが安心できるでしょう。
女性のおひとりさま終活の場合、資産形成に難が出てくる可能性も高いので50代からといわず、40代くらいからスタートしても問題ないでしょう。
おひとりさまの終活にはバックグラウンドも大切
今回の記事ではおひとりさまの終活でやるべきことを中心にお伝えしてきましたが、昨今の情勢を考えるとシビアにおひとりさま終活を考えていかなければなりません。
多くの方が未婚のまま生涯を終える可能性が高まってきているので、家族で支え合うというよりも「一人で何とかやりくりしていく」といった終活も増えてくるでしょう。
このような状態からすぐに葬儀のときの宗教観も大切と考えるのは難しいと思われる方もいらっしゃいますが、終活のなかのゴールである余生をいかに過ごすかを考えるのも忘れることのないようにしましょう。
特に宗教は生き方について古来からの知識が詰まっているものなので、学んでおくときっと役立つはずです。
終活にお困りであれば以下から資料請求が可能なので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。