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宗教による葬儀の違い
2022.07.22
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「宗教の違いによる葬儀の違いを教えて欲しい…」
「各宗教の全体的な式の流れを知っておきたいな…」
このように悩まれている方も多いでしょう。
日本には多くの宗教が存在し、現在では様々な葬儀が行われています。
仮に親類縁者が危篤で今すぐ葬儀を行わなければならない、となると焦ってしまう方もいるでしょう。
そこで、このような事態に陥らないためにも宗教による葬儀の違いを基礎知識として知っておき、葬儀に備えましょう。
またこの記事では、キリスト教式専門の葬儀会社である当社の特徴もわかるので、是非参考にしてみて下さい。
宗教による葬儀の違い
宗教による葬儀の違いを説明するとなると日本には様々な宗教があるため、メジャーな宗教の確認をします。
具体的には次の通りです。
・仏式の葬儀
・キリスト教式の葬儀
・神式の葬儀
またあわせて自由葬、生前葬・生前契約についても解説していきます。
仏式の葬儀の特徴
仏式の葬儀は多くの日本人が仏教を信仰していることから、多くのご家庭で経験されたことのある葬儀の形態です。
簡単に葬儀の流れをお伝えすると次の通り。
1.通夜
2.葬儀・告別式
3.出棺式
4.火葬
このような流れで、寺院の和尚が故人に対してお経を唱えます。
とはいえ、仏式といえど多数の宗派を抱えているため、ご家庭の宗派もしくは故人の宗派を確認しておく必要がある点には注意しましょう。
たとえば、次のような宗派が仏教にはあります。
・浄土真宗(本願寺派・大谷派・高田派)
・浄土宗
・日蓮宗
・曹洞宗
・天台宗
・真言宗
その他の宗派もあわせると13宗派とも呼ばれます。
キリスト教式の葬儀の特徴
当社が担っているのがキリスト教式の葬儀です。
キリスト教式の葬儀には大きく分けて2種類あり、カトリックとプロテスタントになります。
これらの葬儀の特徴を見ていきましょう。
〈カトリックの葬儀の流れ〉
カトリックの場合聖職者を神父もしくは司祭と呼びます。
簡単に葬儀の流れをお伝えすると次の通りです。
1.終油の秘跡
2.通夜の集い
3.葬儀ミサ
4.告別式
5.出棺式
6.火葬
このような流れで行なわれます。
一見すると仏式と異なる点があまり見受けられませんが、もともと通夜という概念はキリスト教にはありません。
しかし、日本の風土や慣習にあわせて集いが行われるようになり、通夜振る舞いも仏式と同様に行われます。
また葬儀ミサでは聖歌が唱われ、死を受け入れ、再会の期待を高めていくといった趣旨があります。
仏式と比べると流れはほとんど同じでも、中身が異なることに注意しましょう。
より詳しくカトリックの葬儀について知りたい方は、次の記事を参考にしてみて下さい。
〈プロテスタントの葬儀の流れ〉
プロテスタントの場合、聖職者は牧師と呼ばれます。
簡単に葬儀の流れをお伝えすると次の通りです。
1.聖餐式
2.前夜祭(通夜)
3.葬儀・告別式
4.火葬前式・火葬
このようにプロテスタントはカトリックと異なり、葬儀と告別式を区別していません。
また葬儀の際にはカトリックと異なり賛美歌が唱われ、神に感謝を伝えます。
仏式やカトリックの葬儀と比べても特色があり、用語の違いや使い方にも気をつけなければなりません。
より詳しくプロテスタントの葬儀について知りたい方は次の記事を参考にしてみて下さい。
神式の葬儀
神式の場合、聖職者は斎主と呼ばれます。
地方によって葬儀を行う聖職者の名称が異なる可能性がある点には注意して下さい。
神式の葬儀の流れを簡単にお伝えすると次の通りです。
・枕直しの儀
・通夜祭・遷霊祭
・葬場祭
・火葬祭
・帰家修祓の儀・帰家祭
多くのご家庭は仏教を信奉しているため、神式の葬儀にあまり馴染みがない方も多いでしょう。
神式は日本古来のしきたりがあり、仏式と比べても難解です。
そのため故人が神式での葬儀を臨む場合には、できる限り早く専門家に相談しましょう。
自由葬
自由葬は宗教観が薄れてきた昨今の情勢で増えてきている葬儀です。
葬儀から宗教的な色を省き、仏式やキリスト教式、神式といった形式のある葬儀は行いません。
確立したスタイルというものがなく、自由な式次第で故人を送ります。
たとえば、故人の経歴をスライドショーで紹介したり、読経の代わりに黙祷を捧げるだけに留めたりすることなどが考えられるでしょう。
そのため次に紹介する生前葬も自由葬の一類型とされています。
生前葬・生前契約
最後は生前葬と生前契約についてです。
仏教では明確に生前葬は禁止されていませんが、キリスト教では明確に禁止されています。
そのため、キリスト教世界では生前契約がプレニード契約として海外で古くから親しまれています。
両者の違いを確認していきましょう。
〈生前葬の特徴〉
生前葬は文字通り、生前に葬儀を行うことです。
先ほどもお伝えしたように、自由葬の一種で式次第やドレスコードも基本的に自由なことが多いです。
生前にお世話になった人に改めてお礼をしたいという意味で行われることが多いですが、キリスト教信者は行ってはいけません。
というのも、キリスト教では死は喜ぶべきものであり悼むものではないからです。
こういった観点があっても、独り身の高齢者の場合は死後の悩みをなくしたいと考えるもので、以前からキリスト教世界では生前に葬儀の取り決めを葬儀会社とあらかじめ行っておく、生前契約が行われています。
〈生前契約の特徴〉
生前契約は事前に葬儀の費用を支払って、葬儀会社と契約を行うことを指します。
キリスト教徒は生前葬ができず、死後を誰かに委ねる他ありません。
このような状態では、安心して逝去できないとの考えから生前契約は生まれています。
もちろん現代でもこの契約は残っていますし、葬儀費用を保全する意味では意味のある契約です。
もし概要を聞いて、生前契約をしてみたいと考えた方はまず以下の記事を参考にしてみて下さい。
宗教による葬儀の違いは死生観が違うから
ここまで仏式やキリスト教式を含め色々な宗教の葬儀の特徴をお伝えしてきましたが、次はなぜこのような違いが生まれたのかをお伝えしていきます。
具体的には次の理由からです。
・仏教や神道は死を悼む・穢れとする
・キリスト教は死を喜ぶ
・昨今では死生観が曖昧になっている
それぞれ解説します。
仏教や神道は死を悼む・穢れとする
まず日本の伝統的な神道や仏教は、死をネガティブなものと捉えています。
たとえば、仏教では通夜を通して遺族を慰めるといった課程がありますし、神道では死を穢れと考え神社での葬儀は行いません。
日本では古来より死はネガティブなものとして捉えられていたからこそ、現在のような葬儀の式次第・内容となっているのでしょう。
キリスト教は死を喜ぶ
一方西欧世界で発展してきたキリスト教は、死生観が全く異なります。
というのも、冒頭でもお伝えしていますが、キリスト教の葬儀では死を受け入れ、再会を期待する気持ちを高めるために行われるからです。
そのため葬儀自体、カトリックやプロテスタントを問わず明るい雰囲気の中で執り行われます。
ただし、日本に古くから残っている死をネガティブに感じる思いは、日本のキリスト教徒にも影響を与えており、西欧世界にはない通夜、前夜祭を日本では行います。
このように日本の文化とキリスト教の文化が融合していると考えれば、日本式のキリスト教とも言えるでしょう。
昨今では死生観も曖昧になっている
キリスト教や仏教といった宗教は、昨今の日本ではあまり重要視されていません。
これは良く言われることですが、クリスマスを楽しみ、お正月や初詣を楽しむといった良い意味での良いとこ取りをしているからです。
こういった事情から死生観が曖昧になっていて、生前葬や自由葬が行われるのでしょう。
これは悪いことではなく、日本らしい文化であると言えます。
宗教による葬儀の違いはお墓にも現れる
ここまで宗教別の死生観について解説してきましたが、宗教による葬儀の違いはお墓にも現れています。
具体的な内容をお伝えすると、次の通りです。
・仏教のお墓はお寺によって管理される
・キリスト教のお墓は一人ひとつ管理される
それぞれ解説します。
仏教のお墓はお寺によって管理される
多くの日本人はお墓を代々守っていくものであると考えますが、これは仏教の影響です。
仏教のお墓は、ご家庭で代々法事を依頼するお寺である菩提寺が管理しており、寺社の一角もしくは共同墓地が設けられています。
基本的にそのお墓は先祖から子孫に受け継がれるものであり、家族が今後も利用するものだと考えられます。
キリスト教のお墓は一人ひとつ管理される
一方でキリスト教のお墓は先祖代々といった考えはなく、一人ひとつのお墓で管理されます。
また死生観の違いから、仏教のように魂が眠っていると考えるのではなく、記念碑としての側面が強いのも特徴です。
それに加えて基本的にはお墓とお墓の間に明確な区切りがなく、等間隔に並んでいることがほとんどです。
そのため日本人として違和感を持っている方もいらっしゃるでしょう。
もし、キリスト教のお墓に対して何かしらのご要望がありましたら、当社でも相談を承っておりますので、お気軽にご相談下さい。
宗教別の葬儀の違いを知ってお葬式に備える
今回の記事では葬儀が宗教によって異なる点を詳しく解説してきました。
日本では多くの方が仏教を信仰していますが、その他にもキリスト教や神道を信仰している方もいます。
それぞれの宗教の違いを知っておくと、親類が危篤状態になったときにも慌てず喪主を務められるでしょう。
もし仮に、あなたの親類縁者がキリスト教を信仰していた場合、もしかすると地方の葬儀会社では対応できないかもしれません。
そのような事態に陥る前に、前もって当社のようなキリスト教専門の葬儀会社にご相談頂ければ幸いです。
キリスト教の葬儀の費用感や式次第など気になる点がありましたら、相談ベースで構いませんのでお問い合わせからご相談下さい。