スタッフブログ
身内の死期が近い。その時何を用意すれば?
2020.07.11
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死はいつ訪れるか分からない
人の死はいつ訪れるかわかりません。
弊社でも様々なケースがありました。余命2週間と言われ4年頑張った方。先月ご主人の葬儀で喪主を務めた元気で死とはしばらく無縁そうだった奥様。本当に様々なケースを目にしてきました。
この記事では、事前にこれを用意しておけば安心という事柄をいくつか紹介できればと思います。
事前に用意できるなら用意したほうがいいもの
1.印鑑
これは死亡届の記載の際使うものになります。
印鑑は死亡届を記載する方のお名前の印鑑を用意しましょう。また三文判のようなものを選んでおきましょう。死亡届を役所に提出するのは葬儀社が多く、葬儀社に貸し出す事になるからです。
一般的に多く存在する苗字の方であればハンコ屋さんや百均に行けばすぐ手に入るでしょうが、少し珍しい苗字の場合新たに印鑑を手に入れる事が難しく死亡届提出の際にもし印鑑を用意していない、また近くに印鑑がないとなると、とても大変です。
2.着替え
病院で亡くなった際、死亡直後は死後硬直がまだ始まっておらず衣類をお着せする事がむずかしくないですが、一旦お体が硬くなってしまった、さらに棺の中に収めた後ですと、お着替えをするのが少しばかり大変になります。
もしお着替えを病室に用意しておけば、ご逝去後すぐに看護師の方達が手伝ってくれることもあり、比較的安易にお着替えする事が可能です。
どのような服を用意すればいいかご質問をいただくこともあるのですが、キリスト教式の場合洋服に特にこだわりはありません。和服でもドレスでも故人の方がよくお召しになっていたものを用意していただければと思います。
病院のパジャマのまま送り出すのは少しかわいそうだけど、着せたいものがないという方は近くの百貨店や衣類のお店で購入してくるのも1つの手段としてあります。
3.写真
遺影写真に使うものです。写真はデータでも実際のお写真でも構いません。
どういった写真が良いかよく聞かれるのですが、拡大して用意する事が多く極力画質が良いものが望ましいとされています。多くの葬儀で使われる四つ切りサイズというものは32cm×42cmぐらいのものが多く、小さな写真だと写真が荒くなってしまいます。そのためできるだけ大きめのお写真を用意されることをお勧めします。
一眼レフで撮影したものや写真館で撮影したデータがあれば最も適しています。
4.故人と記載者の本籍地の確認
死亡届を記載するのに必要です。
本籍地さえわかれば住民票などは必要ありません。故人と記載者【届出人】の本籍地を書く欄があるので、書き方などは直接葬儀社の方に聞いても良いかと思います。
また死亡届を提出できる場所は⑴故人の亡くなった市町村⑵故人の本籍地⑶届出人の所在市町村です。
例として、
故人が亡くなった場所が ⑴東京都港区
故人の本籍地が ⑵神奈川県横浜市港北区
届出人の住所が ⑶千葉県市川市
安置場所または教会や式場が ⑷埼玉県さいたま市
この場合故人が亡くなってすぐ埼玉県さいたま市に運ばれた場合、葬儀社は⑴⑵⑶のどちらかで死亡届を提出することになります。※例外はありますがここでは除外します。
余談ですが、死亡届を提出したことによって銀行口座が止められることはありません。銀行口座が凍結してしまったという方は死亡届とは別に何かしらの手段で金融機関がその方が亡くなったことを知ったと考えられるのが一般的です。
5.故人略歴
司式司祭や牧師が説教を考えるために必要です。
キリスト教の葬儀において説教は重要視される部分でもあります。もし事前に故人の略歴を箇条書きでも構わないのでまとめたものがあるととてもスムーズに葬儀の準備ができます。
人によっては故人が生前に書かれていたこともありました。内容としては<誕生日、出生地、学校や簡単な職歴、教会との関わり、家族との関わり、交友関係、趣味などなど>です。6行ぐらいの方もいれば、原稿用紙5枚という方もいます。
略歴の記載方法などについてご不明な事があればいつでもご連絡お待ちしております。
6.ご遺体安置場所の確保
病院で亡くなった場合故人を何処かにお連れしなくてはいけません。
候補としては ⑴ご自宅 ⑵安置施設 ⑶教会や寺院 があります。
なお、病院によっては深夜でも1〜2時間で病院を出なくてはいけないこともあります。これは日本の保険制度の問題点であり、日本国が目をそらしてきた問題でもあります。病院というところは原則保険点数で売り上げが決まります。そして保険点数は亡くなった方に対して出ることはありません。極端なことを言うと、死亡後は売り上げが立たないため、いち早くベッドを確保したいと言う理由で早く病院から出て行って欲しいと言うのが医療機関としての本音です。ただそんなことを言うとあまりに非人道的な医療機関とされてしまいますので、大きな病院には必ずといっていいほど安置所が併設されています。安置施設が併設されていないところであれば、お迎えの時間がわかりさえすれば、ある程度の時間病院にいて良いとしているところが多い印象です。
日本では警察で死亡診断を下されることも多くあります。一般的に検死という工程が終わった後にお迎えとなるのですが、多くの方が警察での対応にあまり慣れていません。また突然身内が亡くなって頭が真っ白になっている中、そんな状況になると余計に頭が混乱すると思います。
そのため、可能であればもしもの時はここにお連れしようと決めておいていただけると身内としても葬儀社としても教会にしても非常に安心してことを進める事ができます。ご自宅で療養していてかかりつけのお医者様がいる場合はご安心ください。
7.お金
1人の人間が社会からいなくなるという事は、実はとてもお金がかかる事なのです。
昨今インターネットを始め格安葬儀を見る事が多くなりました。生活保護を受けている方は市町村から葬祭費が出るので、最低限ではありますが決められた範囲内で葬儀をする場合はお金の負担はありません。しかし、生活保護を受けて居ない方の場合、ただ火葬をするだけでも最低で20万円ぐらいは費用がかかるとお考えいただいた方が良いと思います。
教会でお葬式をする場合は20〜40万円は最低でもかかります。普通にご葬儀をしようと思ったら100万円かかると考えていても間違いはないはずです。100万円用意して50万円で済んだという事であれば何も問題ないと思いますが、50万円と考えていて、100万円かかったとでは気持ち的にも経済的にも負担が異なります。
正直な話、葬儀社によって圧倒的に料金体系に違いがあるかというとそうでもありません。余談ではありますが、昨年の弊社での平均葬儀代金は116万円でした。これは教会への献金を除いたもの以外全てのものが含まれてこの金額となりました。ご参考になれば幸いです。
以上のようなことを事前に用意しておくのと用意していないとでは大きな差があります。
何か分からないことや聞いてみたいことなどありましたらなんなりと弊社までご連絡いただきたく存じます。