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終活を40代で行うべきなのか?おひとりさま・夫婦世帯で考える
2023.02.03
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「終活は40代くらいからスタートしてみたほうがいいのかな?」
「終活を40代でスタートするとなると、どんなことを進めていけばいいの?」
こんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
終活を進めるとしたら、明確な年齢を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。
40代は果たして終活にベストな時期なのか今回の記事ではお伝えしていきます。
40代から終活をすべき理由3選
40代から終活をすべき理由は次の3つです。
・ある程度今後の見通しが立っているから
・おひとりさまで終活する覚悟もできているから
・独身の場合一馬力で老後資金を貯めなければならないから
それぞれ確認していきましょう。
ある程度今後の見通しが立っているから
40代から終活をすべき理由の一つ目は、ある程度今後の人生の見通しが立っているからです。
40代ともなると就職をしてから約20年が経っていて、ご自身のキャリアがこの先どうなるかをある程度予測できるでしょう。
もちろん正社員の方もいれば自営業の方もいますし、人生100年時代とはいえ2022年時点では残り25年間でどれくらいの成長が見込まれるかを推測できます。
ですから、残りの社会人生活で資産をどれだけ形成しなければならないのかも簡単に計算できるでしょう。
この資産形成は終活において余生を過ごすために大切なものなので、予測がつけば大きな弾みになります。
おひとりさまで終活する覚悟もできているから
仮に40代後半でおひとりさまの場合、終活もそろそろ一人で考えていかなければならないと覚悟を決められるのも40代で終活をスタートすべき理由です。
おひとりさま終活をする場合、何もかもをご自身で行わなければならないため、早め早めの行動をしなければなりません。
たとえば、おひとりさまの場合次のような法律に関わる作業もご自身で判断できるときに行っておく必要があります。
・死後事務委任契約
・生前契約
・高齢者施設との契約
あらかじめ余生を過ごすときに必要な施設や葬儀の契約、そして死後に関する事務処理をお願いする契約などもご自身で行います。
このように一人で動かなければならない事態になると予測できるからこそ、おひとりさまで終活するという覚悟が決まりやすい40代から終活をスタートするのはベターな選択といえるでしょう。
独身の場合一馬力で老後資金を貯めなければならないから
先ほどの点に加えて、独身の状態で終活する場合一馬力で老後資金を貯めていかなければなりません。
良く取りざたされる老後2,000万円問題は夫婦二人世帯で最低限暮らすための資金ということですから、老後独身で過ごす方も豊かな余生を過ごすために一旦の目標とするといいでしょう。
仮に夫婦二人で2,000万円を20年程度で貯めるとなると、年間で100万円を貯めれば良い計算になるので、月々二人とも働きながら8〜9万円ほど貯めればいいだけです。
一方独身の方の場合一人で8〜9万円を貯めなければならないので、労力は2倍掛かります。
ですから、40代後半になるにつれ2,000万円を貯めるための月々の目標預金金額が増えてしまうため、早め早めの行動が吉と出るでしょう。
40代でおひとりさま・独身の方が終活する方法5選
当サイトでは50代からの終活をおすすめしていますが、終活をいつから行うかは本人やご家族の意思次第です。
仮に40代から終活をするのがベターだと判断できるのは、おひとりさま・独身の方でしょう。
ではこのような属性を持っている方が終活する方法をお伝えすると、次のとおりです。
・エンディングノートを作る
・頼れる家族がいるかどうかを確認する
・親御様の終活も一緒に考える
・生前契約を考える
・生き方を見つめなおす
それぞれの方法を確認していきましょう。
エンディングノートを作る
終活を行う上ではエンディングノートをまず作るところからスタートします。
エンディングノートとは、今までの人生を振り返ったり、これからの人生と逝去までの計画を立てるノートです。
特に終活を行うにあたっては、今後の資産形成をどうしていくかや葬儀の費用がどれくらい掛かるかなどのシミュレーションが必要になってくるので、ファイナンシャルプランナーなどの家計に関する専門家を挟みながら計画を立てていきましょう。
頼れる家族がいるかどうかを確認する
エンディングノートを作る上では、頼れる家族がいるかどうかを確認するのも大切です。
頼れる家族とは親戚であったり親御様であったりしても大丈夫です。
たしかに親御様はあなた自身より早く逝去するかもしれませんが、何かあったときのために連絡を取り合う仲になっておきましょう。
もちろん頼れるだけでなく介護問題が出てくる家族なども確認しておき、助け合いの精神を持つことも大切です。
親御様の終活も一緒に考える
頼れる家族を探していると何かあったときに本当に頼れるのは親御様ということもわかるはずです。
40代ともなると親御様も高齢になっていますが、まだまだ現役で働かれている親御様もいらっしゃるでしょう。
このような場合にはあなたが終活をスタートすると同時に、親御様の終活もサポートしてあげることをおすすめします。
たとえば、高齢者施設の契約や入居の手伝いなど休みの合間を縫ってできることはたくさんあります。
家庭は離れていても助け合うことはできるので、精一杯親孝行をしていきましょう。
生前契約を考える
エンディングノートを作ると問題になってくる費用として、高齢者施設の入居費用と自身の葬儀費用があるでしょう。
高齢者施設の入居費用は事前に払い込むというより、保険や年金を使って入居することになるため、ある程度の費用確保は必要ですが苦心するほどではありません。
しかし、葬儀費用に関してはあなた自身が逝去したあとに払うものになるので、万が一足りなかった場合に問題となります。
仮に足りなかった場合には、葬儀の喪主が代わりに支払う事態になってしまい迷惑を掛けてしまうこともあるでしょう。
ですから最も効果的なのは事前に葬儀会社と葬儀の契約を行っておく生前契約です。
次の記事で生前契約の内容は詳しく解説しているので、葬儀費用をどうしようか迷っている方は参考にしてみて下さい。
生き方を見つめなおす
最後の40代おひとりさま終活で行うべきことは、生き方を見つめ直すことです。
もちろん資産形成なども大切ですが、40代は今まで社会人として20年程度過ごしていますし、65歳を定年とするなら社会人生活の折り返し地点でもあります。
これから先、終活を通してどんな余生を過ごしていくのかや、どのような状態で逝去を迎えるのかをご自身のなかで明確にして過ごすことも行っていきましょう。
40代おひとりさま・独身の方が終活するときの注意点
40代おひとりさま・独身の方がいざ終活をするとなったときの注意点を男女別にお伝えしていきます。
老後にも必ず性差は出てくるため、男女別の対策を考え老後に備えていきましょう。
40代独身男性の場合
40代独身男性の終活の場合特に気を付けなければならないのが、健康問題です。
女性と比べて男性の平均寿命は短いと統計的にも出ているため、健康に関する対策をきちんと行っておかなければ定年をきちんと迎えられない可能性もあります。
特に40代というと仕事に今まで以上のマネジメント力や成果を求められ、なかには部長職を拝命する方もいらっしゃるでしょう。
仕事が楽しいと思える一方で体に負担が掛かっていることにも注意しながら、きちんと対策を行っていきましょう。
40代独身女性の場合
逆に40代独身女性の場合、資産形成を常に考えていかなければなりません。
あらゆる統計で女性の平均年収のほうが男性と比べると低めになっています。
そのため、残り20年程度で2,000万円を貯めるのが難しいと判断してしまう場合もあるでしょう。
ただ、老後2,000万円問題は夫婦二人で不自由なく生きていくために必要な金額なので、無理な貯金をするのではなく、定年後も少し働くことを視野にいれながら目標金額の80%の資産形成するようにしてみて下さい。
早すぎる終活は不幸のもと
ここまで40代で終活するべき理由や行う方法をお伝えしてきましたが、早すぎる終活は不幸のもとになってしまいます。
もちろん終活に早すぎるということはありませんが、まだまだ現役で頑張れる状態なのに将来に向けて消費を抑えてしまうと40代で出来た貴重な体験ができなくなってしまう恐れもあります。
ですから、終活についてきちんと考えるのは大切ですが、あくまでバランスを取って考えていきましょう。
40代で終活が早すぎると判断できるのはどんなとき?
最後の項目では40代で終活が早すぎると判断できる方の特徴を見ていきましょう。
ただこれらの特徴に当てはまったからといって終活しなくていいという訳ではなく、50代に入ったらすぐに終活に入れるように、少しずつ準備をしていきましょう。
具体的な判断基準は次のとおりです。
・既婚者でまだまだ二馬力で資産を貯められる
・仕事の余暇があまり取れない場合
既婚者の場合は冒頭でお伝えしたように二馬力で資産を貯められる点が終活を遅めに設定していい点です。
また役職、特に部長職や取締役職などを拝命している方は終活を考える暇さえない場合もあるため、まずは健康を維持することを意識するところからスタートしていきましょう。
40代での終活は結局早い?最適?
今回の記事では40代での終活について解説してきましたが、早いのかどうかは結局人によるところが大きいです。
おひとりさまで終活をスタートする方にとっては、40代の終活時期はおすすめですし、夫婦二人世帯の場合にはあまり急ぐ必要もありません。
ですから、人によって40代からの終活はベストなのかどうかは変わるので、バランスを取りながら考えていきましょう。
50代・60代での終活について気になる方は以下の記事に詳細が書いてあるので参考にしてみて下さい。