スタッフブログ
身辺整理で行うべきこと│死への準備
2022.08.12
24時間365日キリスト教葬儀の専門スタッフがいつでも対応します。
0120-51-8431
- 24時間365日対応
- 電話相談・通話無料
QRコードを
読み取ると、
すぐにダイヤル
できます
「身辺整理はしておくべきなのかな?」
「死ぬことはあまり考えていないけど、身辺整理で準備をしておいたほうがいいのかな?」
このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
身辺整理というと終活の一部ではありますが、どの年代でも思い立った時から行動に移せるものです。
ですからこの記事を参考にして、身辺整理をどのように行っていけばいいかを考えていきましょう。
また身辺整理をすべき理由もあわせて解説するので参考にして下さい。
死への準備で行う10の身辺整理
死と聞くと遠いものに聞こえるかもしれませんが、20代でも突然起こりますし、40代・50代で生活習慣病や疾病を抱えている方だと徐々に身近に感じるようになります。
となると、「もしかすると…」と思い立った時からすぐに身辺整理をしておけば、突然死に不幸に見舞われたとしても、トラブルが家族間や親戚間で起こることを防げます。
では、どのような身辺整理をしておけば、終活を行えるのか10項目に渡ってお伝えしていきます。
具体的な身辺整理項目は次の通りです。
1.財産の身辺整理
2.人間関係の身辺整理
3.相続の整理
4.部屋の整理
5.オンライン情報の身辺整理
6.サービス関係の整理
7.パソコンのデータ整理
8.逝去後の手続きリストを作成しておく
9.宗教の整理
10.エンディングノートの整理
それぞれ解説していきます。
①財産の身辺整理
死への準備として行うべき一つ目の身辺整理は財産関係です。
財産関係というとお金が絡む以上、人によっては苦手に感じることもあるでしょう。
具体的にチェックすべき項目をお伝えすると次の通りです。
・預金関係
・貴金属・貴重品
・不動産関係
・投資関係
・生命保険
・ローン関係
これらの項目は後ほど紹介する相続にも関わってくるため、量が多い場合には専門家に依頼してまとめると良いでしょう。
②人間関係の身辺整理
本人が逝去する前に行っておいたほうがいい身辺整理の一つに、人間関係があります。
というのも、人間関係は次の要因に関わってくる可能性が高いからです。
・喪主や葬儀の依頼
・相続関係
・逝去後の借金トラブル
これらは突然死が起こると、問題が表面化しがちで家族が危険にさらされる可能性もあります。
ですから、身辺整理を行う場合には財産の整理とあわせて優先順位を高めて行うようにしましょう。
③相続の整理
財産の整理と人間関係の整理ができたら、相続の整理を行っていきましょう。
相続金額が大きければ大きいほど、家族間でのトラブルに発展してしまう可能性が高まります。
それに加えて、相続は負の相続と呼ばれるローンや借金の相続も行われるため、トラブルを避けるためには出来る限り完済を目指しておきましょう。
また遺言書は日本国内において、どの宗教・どの宗派に限らず作成が可能で効力があるものですが、弁護士などの専門家を通さずに作成した場合トラブルの元となります。
ですから、相続金額が大きくトラブルに発展しそうであれば、財産の身辺整理と同時に専門家に依頼して遺言書の作成も行っておきましょう。
④部屋の整理
最もトラブルになりがちな金銭関係の身辺整理が終わったら、逝去前に部屋の整理を行っておくのもポイントです。
一人暮らしの方の中でも、大きな家財道具を複数持っている方は要注意。
この理由は死後に部屋の片付けをしようとしたとき、不用品回収業者に依頼しなければならない可能性が高く、人員が多数になると数十万円程度の出費を家族に強いることになるからです。
相続で金銭的な相続ではなく、不動産の相続となった場合には家族に対して、余計な出費をさせてしまうかもしれません。
それに業者との打ち合わせも必要なので、体が元気なうちに行っておいたほうが良いでしょう。
⑤オンライン情報の身辺整理
部屋の身辺整理が完了したら、オンライン情報の身辺整理をしておきましょう。
というのも、昨今のスマートフォンやパソコンは自動でパスワードを保存する機能が付いているため、知らず知らずのうちに大事なログイン情報を他人に知られてしまう可能性があります。
死後にパソコンが盗まれると、金融機関の情報が盗まれてしまう恐れもあります。
ですから、知りうる限り必要のないサイトからは脱退しログイン情報が拡散しないようにして下さい。
しかしながら、必要なサイト情報を消す必要はないので、死後に家族が脱退できるようメモを残しておきましょう。
⑥サービス関係の整理
オンライン情報の身辺整理と同様に、サブスクリプション型のサービスからも不必要なものから脱退しましょう。
サブスクリプション型は毎月継続課金となるため、知らない間に請求書が届く可能性があります。
低額なサービスであれば問題ありませんが、数万円もするサービスだと家族に迷惑が掛かってしまいます。
ですから、ふとしたきっかけで入ったサブスクリプションサービスは順を追って解約して下さい。
⑦パソコンのデータ整理
ここまではWeb上で解約できたり削除できたりする情報が多かったのですが、必要に応じてパソコンのデータを整理しておきましょう。
パソコンの中のデータはクラウドを利用していない限り、Web上ではなく本体に保存されています。
例えば、家族写真や重要なメモなどがあれば、不用品回収の時にハードが盗まれて、情報を盗まれる可能性もあります。
住所や個人情報といった重要な情報がなければ問題はありませんが、仕事上の機密情報を取り扱っていたり、個人情報を取り扱っていたりする時は差し支えがない範囲で消去しておきましょう。
⑧逝去後の手続きリストを作成しておく
パソコンやスマホなどの電子機器の情報も全て消去し終えたら、死後の手続きリストも作成しておくのが無難です。
家族や縁者が葬儀の準備や相続で忙しい中でも、何をすればいいのかを明確にチェックリスト形式で残しておく配慮をしましょう。
死亡後すぐに手続きが必要なものをリストアップすると次の通りです。
・住民票の抹消届
・年金の届け出
・埋葬料や葬祭費の請求
これらは時期を逃すと、ペナルティを課されたり補助金を受給できなかったりするため、速やかに届け出る体制を構築しておきましょう。
⑨宗教の整理
また宗教の身辺整理も必要です。
今まで死が身近になかったことから、宗教について考えたことがある人のほうが少ないでしょう。
特に仏教なのか神道なのか、キリスト教なのかといった宗教の違いによって葬儀に違いが出てきますし、死後の世界観にまでこだわりたい場合には改宗も考えられます。
仮に当社が専門的に扱っているキリスト教だと仏式の葬儀と比べて、死生観も違いますし、葬儀の式次第も違います、
ですから、逝去後滞りなく葬儀を行いたいのであれば、宗教の整理は必須と考えておきましょう。
⑩エンディングノートの整理
最後はエンディングノートの整理です。
エンディングノートは終活に使われる、死後に向けた思いを綴るノートでこれからの身辺整理と生き方をまとめます。
語弊はありますが、自分の人生における履歴書を紐解き、どう死ぬための準備をするかを考えるノートです。
今までの項目を十分に整理したところで、いつ逝去するかは分からないのでエンディングノートを活用し、まだすべきことを探していきましょう。
死への準備で身辺整理が大事な理由
先ほどエンディングノートについてお伝えしましたが、死ぬための準備でエンディングノートを使って身辺整理を徹底すべき理由は次の通りです。
・周りの縁者が処分に困らないようにする
・金銭トラブルが起きないようにする
・葬儀のトラブルを回避する
それぞれ解説します。
周りの縁者が処分に困らないようにする
死への準備で身辺整理が大事な理由の一つ目は、周りの縁者が処分に困らないようにすることです。
冒頭でもお伝えしたように、大きな家財道具を処分していないと業者に処分費用を支払う必要があります。
家財道具にもよりますが、大きなものになれば数十万円の支払いが必要です。
そのため身辺整理を体が動くうちに行うといいでしょう。
もちろん家財道具が大きくなくても、処分に困らないように部屋の中は持ち出すものがないようにしておきましょう。
金銭トラブルが起きないようにする
また金銭トラブルの回避も身辺整理をしておく理由です。
金銭トラブルは家族や縁者の間を引き裂くのに十分な理由となります。
また家族間での諍いは噂になって波及しやすく、その後地域で住みづらくなる可能性もあるでしょう。
特に今まで仲が良かった家族が、金銭トラブルを境にして疎遠になってしまうのは避けたいところです。
ですから、公平な遺言状を作成しトラブル回避に努めて下さい。
葬儀のトラブルを回避する
最後の理由は葬儀のトラブルを回避するためです。
日本におけるメジャーな宗教は次の通りです。
・仏教
・神道
・キリスト教
これらの宗教には各宗派がありますが、宗派ごとに葬儀の時の違いがあります。
例えば、仏教において「お悔やみ申し上げます」というお悔やみの言葉を使っても良いですが、キリスト教においては死を悲しいものと捉えないので使えません。
このように間違いやすいポイントがあり、宗教ごとに間違いのない葬儀を喪主が行えるように整えておくことをおすすめします。
死への準備の身辺整理は前向きに│キリスト教の教え
先ほどキリスト教では死を悲しいものとして捉えないとお伝えしました。
キリスト教の宗派によって違いはありますが、死は新しい旅のスタートとして考えられます。
ですから、身辺整理を悲しいものとして考えるのではなく、あなた自身が逝去後、後世に心配を掛けないための行動であると考えましょう。
とはいえ、葬儀の代金が足りないといった事態は避けたいところです。
もしあなたがキリスト教徒の場合、葬儀を滞りなく終わらせられるように生前葬をしようと思ってもできない点には注意しましょう。
しかし、キリスト教にはあらかじめ葬儀代金を支払う「生前契約」があるので、気になる方はお問い合わせからお気軽にご相談下さい。