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お葬式がくだらないという方に丨キリスト教専門会社からの回答

2023.02.01

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「お葬式がくだらないと思ってしまう…」

「お葬式はくだらないし、やる意味を見いだせない」

こんなお悩みを抱えている方も多いでしょう。

お葬式は最短でも2日以上掛かりますし、それなりの費用も掛かるものです。

それにもかかわらず、やる意味はあるのかというと、ご自身では明確な答えを出せないでいる方もいるのではないでしょうか。

当記事ではお葬式がくだらないと思われる方に対して葬儀会社から回答を行っていきます。

お葬式がくだらないと思われる理由

お葬式がくだらないと思われる理由

お葬式がくだらないと思われる理由は次の通りです。

・お葬式に参列するメリットがないと感じられる
・年々周りの方が直葬や無宗教葬を行っている
・自身の葬儀自体が必要ないと感じているから

それぞれについて解説していきます。

お葬式に参列するメリットがないと感じられる

お葬式は故人を送るための儀式であり、毎日仕事に忙殺されている方からすると葬儀に参列する意味を考える暇もないでしょう。

本来家族と別れのケジメをつけるための儀式にもかかわらず、自分には関係ないと考えてしまうのです。

葬儀本来の意味を考えれば参列するメリットはあるのですが、葬儀の意味すら考えられないほど忙しい場合には、「なぜ参列しなければならないのか」と疑問に思ってしまうことでしょう。

年々周りの方が直葬や無宗教葬を行っている

日本の宗教観は特殊であり多くの宗教を受け入れ、葬儀も無宗教葬になることも多くなってきました。

またそういった背景から、葬儀の意味がきちんと考えられずに直葬も増えてきているという背景もあります。

直葬とは火葬場にご遺体を運んで葬儀を行わずに葬ることを指していますが、家族の人数が減っていたり、少子高齢化から一人暮らしの方が増えている背景からは仕方のないことでしょう。

こういった自分自身の宗教観をベースにして葬儀自体に疑問を投げ掛ける方も増えてきています。

自身の葬儀自体が必要ないと感じているから

周りの方々が亡くなったときにあなた自身の葬儀は必要ないなと感じていたら、お葬式がくだらないといった思いを抱くことにつながります。

自分は葬儀は必要ないから、他人の葬儀も必要ないだろうと考えてしまう訳です。

ただこういった考え方は、あなた自身の考えであり、周りの人に強制できるものではありませんし故人の方にも強制できません。

にもかかわらず、仮に自分自身の考えだけで葬儀が必要ないと考えているのであれば、もう少し余裕を持って周りを見渡してみるべきではないでしょうか。

親御様のお葬式もくだらないという方が抱える問題

親御様のお葬式もくだらないという方が抱える問題

とはいえ、親御様のお葬式もくだらないと考える方も今後増えてくるでしょう。

ではなぜこのように産みの親の葬儀でさえくだらないと感じてしまうかというと、以下のような問題を抱えている可能性があるからです。

・自分自身のことでいっぱいいっぱいで周りに目が向かっていない
・年齢がそもそも若く友人の死に直面したことがない
・家庭の問題があって絶縁状態である

それぞれの問題について解説していきます。

自分自身のことでいっぱいいっぱいで周りに目が向かっていない

親御様の葬儀もくだらないと考える方の問題の一つ目は、自分自身の生活でいっぱいになっており周りに目が向いていない可能性があります。

特に日本は男性の労働時間が世界一長いことで有名で、一生懸命働かなければ生活ができません。

そのような中で、誰かの死を悼むといった心が芽生えないこともあるでしょう。

年齢が若いときには、仕事と自分で精一杯になっている場合が多く、周りに目を向けられないから葬儀がくだらなく見えてしまう恐れがあります。

年齢がそもそも若く友人の死に直面したことがない

また年齢がそもそも若く本当に大切な友人を失ったことがないといった状態だと、葬儀の必要性も感じられないでしょう。

仮に先ほど説明したように自分自身のことで精一杯になっていたとしても、大切な友人の死に直面したらどうでしょうか。

友人の死に対して、そのご家族が「くだらない」と感じて直葬にしていたとしたら。

あなたはきっと「なぜ別れの挨拶をさせてくれなかったのか」と憤ることでしょう。

このように体験してみて初めてわかるといったことが複数あるので、あなた自身の主観だけで物事がくだらないかどうかを決めてはいけません。

家庭の問題があって絶縁状態である

最後は家庭の問題があって絶縁状態になっているパターンです。

何かしらの問題が家族を引き離し、連絡も取り合っていないから「くだらない」と感じてしまうかもしれません。

ただ、本当に全部が全部悪い思い出だけではないでしょう。

楽しかった記憶もあるはずです。

絶縁状態前に、もし何かお世話になって返しきれていないことがあれば、葬儀は最後の別れを伝える儀式でもあるので一言謝ってみてはどうでしょうか。

返しきれなかった恩ではありますが、一言謝るだけでもあなたの心はスッと軽くなるはずです。

お葬式がくだらないから行わないメリット

お葬式がくだらないから行わないメリット

ではここからお葬式がくだらないから行わなかった場合のメリットとデメリットを確認していきましょう。

まずメリットの点については以下の通りです。

・時間が掛からない
・お葬式のルールやしきたりに縛られない
・費用が節約できる

それぞれ解説していきます。

時間が掛からない

まず一点目のメリットは時間が掛からないことです。

通常葬儀は最短2日で一般的には3日ほどの時間が必要です。

ただ、直葬を行う場合、ご遺体を火葬場で処理してもらい納骨を行うだけなので1日で完了するでしょう。

時間が節約できるとはいえ人生100年時代と呼ばれる現代において、たった3日の時間も取れないのかといわれると、多くの方は時間を取れるはずです。

故人との別れのケジメをつけるのか、時短をして終わらせるのかの判断は長期的視野に立って行ったほうがいいでしょう。

お葬式のルールやしきたりに縛られない

お葬式のルールやしきたりに縛られないのもメリットの1つといえるでしょう。

葬儀は儀式のため厳格なマナーやルールが定められています。

特に若い世代の方にとっては難しく感じるかもしれませんが、これらのマナーやルールには意味があるものです。

ただ、昨今では宗教上の葬儀でもマナーやルールにこだわらない葬儀もできるようになっているので、この点がネックになっているのであれば一度当社まで相談してみてください。

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費用が節約できる

最後は費用が節約できる点です。

葬儀費用は現役世代にとって突発的な費用になりがちで、一度でたくさんのお金が必要となるでしょう。

「なぜこれだけの費用を払わないといけないの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、葬儀では多数の関係者が動き、滞りのない進行をするので費用が掛かります。

たとえば、葬儀とは違いますが中規模の会議をWebで行うとなっても葬儀と同じくらいの費用が掛かることはご存知でしょうか。

費用に関しては、葬儀1点だけを見てしまうと高いと考えがちですが、全体を見渡してみると「それくらい費用は掛かって当たり前だよね」と考えがかわるはずです。

お葬式がくだらないから行わないデメリット

お葬式がくだらないから行わないデメリット

一方でデメリットは、次の通りです。

・別れのケジメがつけられない
・故人の宗教観に反する可能性がある
・後悔が後々蘇ってくる

詳細に解説します。

別れのケジメがつけられない

葬儀を行わないデメリットの一つ目は、別れのケジメがつけられない点です。

葬儀を行う最大の理由は、遺族や残された友人が故人と最後の別れをすることでしょう。

もちろん、キリスト教には死を喜び旅立ちを祝福するといった意味もあります。

ただ、これは遺族側の考え方であり故人側の感情も考えなくてはいけません。

故人の宗教観に反する可能性がある

なぜ葬儀を行わなければならないのかとなると、故人側の宗教観にも関わってくるからです。

仮に遺族側がお葬式はくだらないと考えていたとしても、果たして故人はくだらないと考えていたでしょうか。

そもそも、「くだらない」と声に出していたとしても心根のところは、外から見てわかることでしょうか。

どちらかわからない状態であるなら、「お葬式をやってほしくない」と遺言状に書かれていない以上、葬儀を行ったほうが故人の遺志を尊重しているといえるでしょう。

後悔が後々蘇ってくる

今「お葬式がくだらない」と考えていても、生きている間に「ああしておけばよかったな」と後悔しない保証はどこにもありません。

特に若い世代は大切な人の死に直面する機会が少ないですし、大切な友人の葬儀に参列したことも少ないでしょう。

このような状況下で今「後悔しない」と考えていてもいずれは、きっと「あのときこうしておけば」といった後悔は生まれてくるはずです。

ですから、まずは葬儀を行って故人を送り出し、後々「本当にあのときお葬式をやっておいてよかったな」と考えられるようにしておきましょう。

お葬式がくだらないは間違い丨後悔がない供養のために

お葬式がくだらないは間違い丨後悔がない供養のために

今回の記事ではお葬式がくだらないという方に向けて、葬儀会社からの回答を行いました。

昨今の日本では宗教観は確実に昔よりも薄れていて、葬儀に関する意識も希薄です。

もしかすると周りの方々も、火葬だけを行う直葬をしているところもあるでしょう。

ただ、人の死に直面した直後は「お葬式はくだらない」と考えるかもしれませんが、今がそういった考えなだけで、今後一切後悔しない保証はどこにもありません。

ふとした瞬間に「ああしておけばよかったな」や「こうしておけばよかったな」といった後悔が生まれることもあるでしょう。

そのときになって後悔をしたとしても、葬儀をもう一度やりなおすことは原則できませんし、罪悪感に蝕まれてしまうかもしれません。

ですから、お葬式がくだらないと感じていても、一旦は葬儀を行うことに意味はあるのです。

当社では葬儀に関する質問を随時受け付けておりますので、ぜひご相談頂ければ幸いです。

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