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終活は何歳から本格的に取り組むべき?年代別に徹底解説!
2022.09.30
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「終活は何歳からスタートすると、ベストな時期といえるのかな?」
「終活って65歳くらいからがベストな時期と聞いているけど、本当にそうなのかな?」
このようなお悩みを抱えている方も多いでしょう。
終活というと、何歳からスタートすべきなのか人によって死期が異なるため、あまり明確になっていません。
とはいえ、失敗するとご家族に多大な迷惑を掛けてしまう恐れもあります。
そこで今回の記事では、終活をスタートすべき年齢について詳しく解説し、どのような準備を行うべきなのかもあわせて解説します。
終活は何歳からスタートすべきものなの?
終活は何歳からスタートすべきものなのかという問題は、多くの方が疑問に思われるところではないでしょうか。
具体的に語られている終活のスタート時期は次の通りです。
・平均的なスタート時期は65歳から
・理想的なスタートは50代から
・少なくとも65歳からはすぐにスタートできるようにする
当サイトでは理想的なスタートは50代からと設定していますが、平均的なスタート時期についても解説していきます。
平均的なスタート時期は65歳から
終活を意識するスタート時期は65歳からがほとんどだといわれています。
現在人生は100年時代といわれているため、65歳からスタートしても35年間の猶予があるので十分に終活の体制を整えられるからでしょう。
それに2022年現在の65歳は定年退職の時期であり、基本的に子育てなどのライフステージが一段落した方々になるので、落ち着いて終活を考えられる節目がこの時期であるともいえるでしょう。
もちろん平均的なスタート時期なので、この年代よりも早い時期に終活を開始する方もいれば、少し遅く終活を始める方もいます。
特に会社役員や社長を行っている方や自営業の方は定年がないため、ついつい後回しにしがちになる点には注意しましょう。
理想的なスタートは50代から
先ほど平均的なスタートが65歳からという話をしましたが、当サイトで掲げる理想的なスタート時期は50代からとしています。
というのも、50代になると子育ても一段落して、ご家庭で貯金ができる年代に入ってくるからです。
例えば今までお子さんの教育費用に毎月10万円以上使っていたとなると、就職を契機にその費用が何も掛からなくなります。
また50代だと、65歳から最大15年もスタート時期が前になるので、十分な体力や気力を持って終活に臨めるでしょう。
少なくとも65歳からはすぐにスタートできるようにする
ここまで65歳からと50代からのスタートについて解説してきましたが、どれくらいからのスタートが一番遅いスタートになるかというと、65歳です。
そのため多くの方がギリギリのスタートラインに立っていると考えたほうがいいでしょう。
もちろん70代から終活を開始したからといって、すぐに終活が失敗だとはいえませんが、65歳以降となってくると気になるのが健康寿命です。
仮に65歳からゴールを考えて、あまりにも資金が足りないとなると定年退職後にも働く必要が出てきます。
基本的に元気に働ける健康寿命を考えると、男性は72歳程度、女性は74歳程度です。
ですから、65歳から約10年あれば資金を貯められる可能性も高まりますが、それ以降の年代になるとある程度高額報酬を貰える顧問業などに就いておく必要があるでしょう。
終活を何歳からスタートするかの波は他の年齢層にも波及
先ほどまでは一般的な終活のスタート時期について解説してきましたが、健康寿命の話も加味すると昨今では最速20代から終活を意識する年代も増えてきています。
そこで、終活を意識する年代層が今どうなっているかを参考程度に年齢層別に分けて解説します。
具体的には次の通りです。
・20代から終活をスタートする場合
・30代から終活をスタートする場合
・40代から終活をスタートする場合
さっそく、見ていきましょう。
20代から終活をスタートする場合
20代となると新社会人生活が始まり、いよいよこれから新しく生きていくぞという気力に溢れ終活を意識できていない方も多くいます。
ただ昨今の日本の経済情勢を考えてみると、20代で知識もスキルもない状態だとリスクが高いと判断し貯蓄や年金などの形成を頑張る方も増えています。
それに10〜20年前に比べると、投資が行いやすい環境も整っているので、65歳から終活をスタートするにはどれだけの資金が必要かを試算しながら取り組んでいくのもいいでしょう。
30代から終活をスタートする場合
続いては30代から終活をスタートする場合です。
20代の終活意識と違い、社会人生活を通して健康不安を抱えてくる方も増えてくるでしょう。
もしかすると、50代くらいにはあまり働けていないのではないかと考える方もいるはずです。
それに20代から比べると年収も上がっている傾向にあるので、余剰資金を使って貯蓄にも取り組みやすくなります。
とはいえ、結婚や妊娠・出産、マイホームの購入などのライフステージに突入する可能性もあるため、生活防衛資金と終活資金といったように区分して貯めておくことをおすすめします。
40代から終活をスタートする場合
40代からの終活スタートは、あなた自身の死に直面するところからスタートする可能性が高いです。
というのも、40代の場合、親御様の介護問題や葬儀といった問題に直面する可能性が高まるからです。
もちろん親御様が若い時分に出産されていた場合には、この限りではありませんが、当サイトが推奨する50代でのスタートとそれほど時期が外れている訳でもないので、早すぎるスタートとまではいきません。
時間があれば、きちんとあなたの人生について考えられ、一般の方よりもずっと安定した終活を送れる可能性が高まります。
終活を何歳からスタートするときでも真っ先にやるべきこと
ここまで終活をスタートする年代を解説してきましたが、ここからはどの年代からでも共通してやるべきことをお伝えします。
具体的には次の通りです。
1.必ずゴールまで逆算する
2.おひとり様なのか頼れる人がいるのかを考える
3.生前契約などの事前に支払えるお金は支払っておく
4.財産があるかないかを確認する
5.終活の意味をきちんと考える
では見ていきましょう。
終活準備①必ずゴールまで逆算する
どの年代からでも終活をスタートしたときに、まず考えなければならないのがゴールを意識することです。
例えば、葬儀に必要な金額や余生を過ごすためのお金など数値化できるものはたくさんあります。
ですから、終活を開始するなら何歳からでもゴールをまず明確にするところから開始しましょう。
終活準備②おひとり様なのか頼れる人がいるのかを考える
続いてはあなた自身に頼れる人がいるかどうかのチェックも必要です。
例えば、老後にお子さんへ金銭的なところ以外で援助をお願いできるかどうかや、葬儀の喪主をお願いできるかなども考えておく必要があるでしょう。
逆におひとり様での終活となった場合には、これらの援助を誰からも受けられない可能性もあるため十分に注意しましょう。
その分、葬儀会社や専門家に依頼する可能性が増えるので、多めに費用を見積もっておく必要があります。
ちなみにおひとり様の終活に関する必要事項をまとめた記事もあるので、気になる方は読んでみてください。
終活準備③生前契約などの事前に支払えるお金は支払っておく
続いての準備事項は生前契約などの事前に支払えるお金は支払っておくことです。
というのも、退職金や生命保険の満期払戻金などの一括で大きな金額を受け取ると、ついつい使いすぎてしまう可能性が高まるからです。
例えば、老後に世界一周旅行に思い切って行ってみるというのも、退職金があれば可能でしょう。
しかし、一時の夢を叶えたところで人生100年時代が待っているので、その後の生活もきちんと守らなければなりません。
こういったときに手元に資金がなければ、何もできない状態になります。
ですから、先に支払っておくべきものを支払い、残ったお金で夢を叶えるようにしましょう。
終活準備④財産があるかないかを確認する
また後世に残すべき財産があるかないかを確認するのも大切な終活です。
仮にあなたが逝去したあとに、財産が残った場合、法定相続人があなたの財産を分割して受け取ることになるでしょう。
そこで住所不定の親類が法定相続人になった場合、相続人の方々は住所を調べ通知しなければなりません。
もちろん専門家への依頼も可能ですが、それなりの費用が掛かります。
このように財産を調べて、きちんと相続させるというのも終活において、とても大切なので、必ず行っておくようにしましょう。
終活準備⑤終活の意味をきちんと考える
最後は終活の意味をきちんと考える点も忘れてはいけません。
終活とは、たしかにあなたの死後滞りなく家族が生活できるように準備することですが、余生を如何に過ごすのかも含まれます。
語弊を恐れずにいうと、どんな死を迎えたいのかも、この中には含まれてくるでしょう。
もちろん無宗教の方は死について学んだことはないでしょうし、人はなぜ死を迎えるのかといった理解もありません。
老後どう生きるかは、死をどのように受け入れるかによって異なってくるものなので、宗教感を考えるのも大切です。
この点に関しては、当サイトがキリスト教専門に葬儀を行っている会社を運営しているので、以下の記事を参考にしてみてください。
終活のスタート時期に何歳からはあまり関係ない
今回の記事では終活のスタート時期について詳しく解説してきました。
終活のスタート時期というと、遅くても大丈夫かなと感じる方もいますが、65歳以前であればやるべきことはあまり変わりません。
ですから、まずはゴールを決めて、あなたがどのように余生を過ごしたいか、つまりどんな死を迎えたいかを明確に決めておくことをおすすめします。
生前契約やその他の心配事について、より詳しく知りたい方は以下からお問い合わせできるので、お気軽にお使いください。