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キリスト教専門葬儀社と一般の葬儀社との違い
2020.07.09
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親族が亡くなった・・・。どうしたらいいの?
まずは所属教会に連絡をすることが第一です。
稀に生前から自分の葬儀はこうしてほしいと事細かに指示を記載し、自分の略歴や葬儀で使う賛美歌や聖歌、聖書の箇所、司式はどの牧師(神父)にしてほしい、オルガニストは○○さんに、教会への献金額、司式司祭への謝礼金などを事細かに残している方もいらっしゃいます。
しかし、ほとんどの方は死期がわからないため、亡くなった後に取り決めることがほとんどです。そうなると、第一に亡くなってすぐ教会へ連絡することが望ましいと思います。なぜなら、各教会や司式司祭によって方法が異なるためです。
教会慣れしている葬儀社に頼むと流れがスムーズ
通常、各教会ではそこの教会で施工をお願いしている葬儀社があります。その葬儀社に頼むメリットは、各教会のルールを熟知していることが挙げられます。
例えば、ある方が病院でお亡くなりになり、すぐ教会へ搬送したい場合、教会によって必要なものが変わってきます。直接教会にお連れするにしても、「納棺していないとご安置できない場所」、「お布団を敷いてご安置できる場所」、「ご安置する部屋が2階にあり、2階へお連れするのに人手が複数必要」など、様々なケースが考えられます。
そのため、各教会にていつも葬儀を施工している葬儀社へ頼むことによって、打ち合わせまでスムーズに事を運べます。
所属教会で施工している葬儀社が葬儀を受けてくれない場合
ただ、いつも施工している葬儀社が手一杯で葬儀を受けることができないまたは1週間先と言われてしまうことがあります。
その場合は、教会慣れしているキリスト教葬儀専門の会社へ依頼されることをお勧めします。各教会でのルールやしきたりが違うので、キリスト教葬儀専門の会社でも不慣れなことはあります。
しかし、キリスト教葬儀専門の葬儀社は、各宗派の違いについて一般の葬儀社に比べ多くの知識を持っています。そのため、一般の葬儀社に依頼するよりスムーズに事を運ぶのは明白です。
キリスト教専門葬儀社の強み
都内にある老舗葬儀社では、長年にわたり多くのプロテスタント教会を始めカトリック教会でも葬儀を施工しています。
普段は教会にあるような聖具(燭台や聖書朗読台など)を所持していることもあります。また多くの神父様や牧師先生とつながりがあります。そのため、何らかの理由によって教会ではない場所でキリスト教式葬儀を執り行うことにも慣れています。
例としてコロナ渦での自粛期間中に教会での葬儀ができないため、他の場所を借り葬儀を行ったことがありました。一般の葬儀社であれば、もちろん聖具を持っていないことも多く、スムーズに段取りを取ることもできなかったはずです。
各教会によって使う聖書や聖歌集が異なる
段取りを知っていると上記で述べましたが、その中の一つで使う聖書が異なることがあります。
聖書は“世界一のベストセラー”ということを知っている方は多いかと存じます。旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語で書かれていましたが、2015年の時点では2479の言語に翻訳され世界のありとあらゆる場所で親しまれています。日本では文語訳、口語訳、新改訳、新共同訳があります。2017年には聖書協会共同訳と新開訳聖書2017が発売されました。
知らない方に説明すると、中身は当然ながら一緒です。しかし、「言い回しが違う」、「表現の仕方が違う」などそれぞれに異なる部分も存在します。また、聖歌集や賛美歌集も聖書と同様に教会によって異なることが多くあります。
キリスト教専門の葬儀社であれば、上記の聖書を数冊ずつ、また聖歌集や賛美歌集なども所持しています。そのため、故人が好んでいた愛唱賛美歌がこれと言ったものもすぐ出てくる傾向があります。
式の流れを把握している&派遣人材が少なめ
上記で専門業社に依頼した方がスムーズと言いましたが、それは式の流れを把握しているという意味でも表現することができます。
例えば日本基督教団での式の場合、式の最中の説教の時間配分、賛美歌を歌う時間、献花にかかる時間、出棺にかかる時間を把握していることによって、葬儀全体の時間を計算することができます。
ではなぜ一般の葬儀社が知らないかというと、キリスト教式葬儀の施工件数が圧倒的に少ないからです。また葬儀社の中には人材派遣で葬儀の時だけ来てくれるような人たちがメインで施工を行い、「後はお任せします」という葬儀社も多くあります。
しかし、専門会社は人材派遣の人に頼むにしても式の設営の一部のみであり、すべてを任せるようなことはあまりしません。その結果教会葬儀に慣れていない人材派遣の人に葬儀の大部分を占めることを任せると「仏式葬儀のような飾り付け方」、「言葉遣いや振る舞いがお寺でやるようなお葬式になることがあります。
言葉遣いと振る舞いが違う
教会慣れしているのは式に限った話ではありません。別のブログでも紹介していますが、キリスト式葬儀では仏式葬儀と異なる言葉遣いをすることがあります。
例えば、仏式では「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」という言葉が多く使われます。しかし、キリスト教での葬儀の場合、死はその命の終わりの瞬間を意味していないのです。むしろ、この世での生を終えて、それまでの罪が赦されたうえで、神様のいる天国での新しい生活を始めるという希望に満ちたライフイベントとして捉えているのです。
そのため「ご愁傷様」や「お悔やみ申す」の言葉は使いません。キリスト式葬儀の専門会社であればこう言ったことも熟知しているため、そう言った言葉使いはしません。
また振る舞い方も異なります。
多くの教会では教会員が葬儀を手伝う葬祭部、葬儀委員、お手伝いの係などの方々が存在します。教会の葬儀は彼ら彼女たちなくしてあげることができないこともあります。そのため葬儀社で働く従業員は葬儀の時にお手伝いしてくださる教会員に心から感謝し、司祭と教会員で作り上げる心温かい葬儀にすることができます。
一般の葬儀社では教会のお手伝いの存在を知る由もないため、ぞんざいに扱われたお手伝いの方々に不快な思いをさせ、どんよりとした葬儀になったことも聞いたことがあります。
教会は葬儀式場ではない
これこそが多くの葬儀社が誤解することでもあります。
教会はただの葬儀式場ではありません。普段から礼拝やミサをし、キリスト教を信仰している人たちが多く集まる場所です。キリスト教式葬儀の専門会社はそのことを理解しています。
今はインターネットでいくらでも情報を入手することができるようになりました。○○市の教会と検索をかければすぐに教会も見つかります。しかし、歴史と文化を肌で感じることはインターネットではできません。またその地に宿った信仰や想いはもっと見つけることが困難です。
全てとは言いません、しかし教会で葬儀を挙げるまたはあげたい以上、その思想を知っている葬儀社に頼むことこそ最善の道だと思います。