葬儀のマナー
家族葬には受付は必要?
2023.10.02
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「家族葬に受付は必要?」
「人数の少ない家族葬だから、わざわざ受付を置く必要性を感じない」
「受付を設置しない場合、注意すべきことはある?」
このような疑問を抱えていませんか。
家族葬に受付を置くかどうかはケースバイケースです。
当記事では、家族葬の受付について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
家族葬は受付が必要とは限らない
家族葬は受付が必要とは限りません。
たとえば、同居家族のみ参加する葬儀なら参列者全員の顔がわかるため、受付を設ける必要はないと理解できるでしょう。
逆に、普段あまり交流のない親戚が来る場合や、喪主が把握しきれない人数が参加するなら、記帳が必要なので受付が要ります。
詳しくは次の項目で説明します。
同居家族のみなら必要ない
葬儀に参列するのがご家族のみの場合、受付は必要ありません。
参列者同士で顔を全員把握している上に、葬儀後のお返しを考える必要もないからです。
たとえば、逝去された方の友人が参列される場合は香典やお返しを考える必要が出てきます。
しかし、身内だけならあえて受付を設ける必要はないといえるでしょう。
普段あまり交流のない親戚が来る場合は設ける
普段あまり交流のない親戚がたくさん来る場合は受付を設けたほうが良いです。
親戚から香典や供花を受け取った場合、後からお返しをする必要があります。
仮に香典で2万円受け取った場合、5,000円〜1万円程度の品物を香典返しとして送るのがマナーです。
後々、参列者の正確な名前・住所・お返し額がわからなくならないように、受付で芳名録を書いてもらうのがよいでしょう。
喪主が把握しきれない人数なら記帳が必要
家族葬に逝去された方の関係者を20〜30名程度招く場合は記帳が必要になってきます。
受付を設置して、来場された方に順番に芳名録を記載してもらいましょう。
会葬御礼品を用意しているなら、受付をする際に手渡すと渡し漏れが防げます。
顔と名前が一致していない参列者が多めなら、受付を用意しましょう。
家族葬の受付を依頼する相手
家族葬の受付を依頼する相手を選ぶ際の考え方は次のとおりです。
・遺族にとって信頼できる人物であることが最重要
・逝去された方との関係が程よく遠い親戚が理想的
・場合によっては葬儀社のスタッフに依頼することも
順番に見ていきましょう。
遺族にとって信頼できる人物であることが最重要
ご遺族にとって信頼できる方に受付役を頼みましょう。
香典や出席者の荷物など、貴重品を扱う役割なので、大切なものを預けられるくらい信頼関係ができあがっている方が適切です。
たとえば、よく顔と人柄を知っている親戚がいれば、事前にお願いしてみましょう。
信頼できる知り合いが親戚で心当たりがないのなら、家族のように思っている友人でも問題ありません。
逝去された方との関係が程よく遠い親戚が理想的
受付役を依頼する方は、逝去された方との関係が程よく遠い親戚が理想的です。
逝去された方との関係性が近すぎると、来場者の対応に追われて受付業務に集中できない可能性が高いからです。
仮に、逝去された方の娘さんに当たる方が受付に立っていたら、ひっきりなしに弔問客に声をかけられて受付業務がはかどらないでしょう。
受付を任せるなら、信頼関係ができていて、弔問しにくる方の対応に追われる恐れがない立ち位置の方を選びましょう。
場合によっては葬儀社のスタッフに依頼することも
適切な受付役が見つからなくて困ってしまったら、葬儀社のスタッフに依頼することも可能です。
事前に受付を任せていいか確認しておきましょう。
当日急にスタッフに頼むと、他の業務に割くはずだった人員を受付に立たせることになるため、葬儀社の方に迷惑をかけてしまいます。
受付を依頼するなら、必ず事前の打ち合わせでお願いしましょう。
家族葬の受付の流れ
ここでは、家族葬の受付の流れを確認します。
・弔問客への挨拶
・香典の受け取り
・芳名録を書いてもらう
・会葬御礼品を渡す
・荷物の預かり
・会場への案内
・葬儀終了後も役割を忘れずに
受付役を頼まれた場合は以上のことに気をつけて、マナー違反のないように振る舞いましょう。
弔問客への挨拶
まずは、葬儀に足を運んでくださった方に挨拶します。
ご遺族の代理で立っているので、失礼がないように言葉遣いやふるまいには気をつけましょう。
葬儀の会場なので笑顔は慎んで、落ち着いたトーンで話します。
また、重ね言葉などの忌み言葉は絶対に使わないよう、事前に頭に入れておくのがおすすめです。
とくに、宗教ごとに忌み言葉とされる言葉が違う点に気をつける必要があります。
キリスト教式の忌み言葉を知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
香典の受け取り
香典を受け取る場合は、香典を受け取って適切に管理する必要があります。
受付の仕事の中でも、お金が関わるところなので特に重要です。
香典を受け取る際は、必ず両手で受け取りましょう。
香典に書かれた名前が達筆だったり、珍しい漢字で読み方がわからなかったりする場合は、失礼のないように名前を聞いてふりがなを振ります。
預かった香典は絶対に失くさないように責任を持って管理しなければなりません。
家族葬では、香典を辞退する方も多いため、受け取らない場合はそのまま次の芳名録の流れに移ってください。
芳名録を書いてもらう
香典を受け取ったら芳名録を書いてもらいます。
芳名録とは、参列した方の名前や住所などの情報を記録しておく名簿のようなものです。
もし、他の方から香典を預かってきた方がいたら、2人分の名前を芳名録に書いてもらいましょう。
記録した情報は参列人数の確認・葬儀後の会計処理・香典の管理に使用します。
重要な記録なので、記入漏れがないようしっかり管理しましょう。
会葬御礼品を渡す
参列者の方にお渡しする品を用意している場合は、芳名録への記入が終わった方から順番にお渡ししましょう。
参列してくれたことに対する感謝の気持ちを込めて渡すものなので「ありがとうございます」とひと言添えるのがベストです。
香典が連名になっていたら、人数分お渡しすることになるため、品数を間違えて渡さないよう注意しましょう。
荷物の預かり
参列者の手荷物も受付役が預かります。
荷物を置くスペースがあれば、そこにまとめて置いておきましょう。
貴重品や高価なものは紛失しても責任が取れないので預からず、自身で管理してもらうのが適切です。
帰り際に荷物の取り違えが発生しないように、荷札があるとなお良いです。
会場への案内
すべての手続きが済んだら葬儀会場へ案内します。
一般的には会場のすぐ近くに受付があるので、指し示すだけで済みますが、ときどき受付と会場が離れている場合があります。
一般葬なら案内役を用意できますが、人数の少ない家族葬では受付役が兼任することがあるため、口頭で説明できるよう準備しておきましょう。
葬儀終了後も役割を忘れずに
受付役は葬儀終了後も仕事があるので、気を抜かないようにしましょう。
参列者を出口に案内したり、荷物を返却したり、まわりを見ながら全員がスムーズに移動できるようサポートします。
忘れ物や荷物の取り違えが発生しないように、最後までしっかり役割をこなしましょう。
受付役への謝礼の相場は3,000〜5,000円
受付役への謝礼の相場は3,000〜5,000円程度です。
受付は弔問客とのコミュニケーション・芳名録の管理・貴重品の管理など気を配ることが多い大変な役回りです。
そんな大変な役を引き受けてくれたことに感謝して、謝礼を渡しましょう。
ただし、必ずしも現金である必要はなく、お礼の品を用意して渡す場合もあります。
どうすればよいか迷ってしまったら、葬儀場の担当者に相談してみると、アドバイスがもらえるでしょう。
家族葬で受付を置かない場合の注意点
最後に家族葬で受付を置かない場合の注意点を以下のとおりまとめました。
・参列者のリストを作っておく
・誰が香典やリストの管理をするか決めておく
・会葬御礼品の渡し漏れが発生しないよう注意する
1つずつ確認しましょう。
参列者のリストを作っておく
受付を置かない場合は、参列者のリストを作っておきましょう。
ご家族のみの家族葬ならリストは必要ないですが、10人以上招く場合、参列者を確認したい場面でリストが必要になってきます。
葬儀に誰が参列してくれたか記録を残しておくことで、香典返しやお礼状を送付する際の参考資料として活用できます。
リストがあると便利なので、頭に入りきらない人数の参列者がいるなら用意しておきましょう。
誰が香典やリストの管理をするか決めておく
誰が香典やリストの管理をするかはかなり重要なので、事前に話し合いが必要です。
できれば当日気を配ることの多い喪主は避けましょう。
香典を預かる方は一時的に大量の現金を手元に置いておくことになるため、式の最中も気を抜けません。
責任重大な香典やリストの管理は、責任感の強い方を事前に選出して依頼しておきましょう。
会葬御礼品の渡し漏れが発生しないよう注意する
受付を設けない場合は、会葬御礼品の渡し漏れが発生しないよう注意しましょう。
参列者の方が自由に会場に入ってくることになるため、誰に会葬御礼品を渡したかわからなくなってしまいがちです。
会葬御礼品の渡し漏れが発生すると、後日郵送することになって余計な手間がかかります。
帰り際にもう一度確認して、受け取っていない方がいないことを確かめましょう。
家族葬の受付についてのまとめ
今回は家族葬の受付について解説しました。
家族葬に受付を設けるかは、参列者の人数や関係性によって決めましょう。
受付を置く際は、信頼のおける方に事前に頼んでおくと、当日スムーズに回ります。
受付の設置から当日の運営まで、キリスト教式でわからないことがあれば当社にお問い合わせください。
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