葬儀のマナー
家族葬の弔問は避けるべき?弔問辞退のマナーも
2023.06.30
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「家族葬は弔問してはいけない?」
「家族葬といわれたら、弔問して良いタイミングはいつ?」
このように悩んでいませんか。
家族葬の弔問マナーは一般葬と異なる場合があるので要注意です。
本記事では、家族葬の適切な弔問タイミングや弔問辞退する際のマナーを説明します。
家族葬は基本的に当日の弔問は避ける
家族葬に招かれなかった方は、当日弔問するのは控えましょう。
適切な弔問タイミングは以下のとおりです。
・親しい親戚や友人は葬儀前
・葬儀の案内を受け取った方のみ当日訪問して良い
・葬儀までに弔問できなかった方は後日
逝去された方とのお別れを心安らかに終えるためにも、具体的なマナーを確認しておきましょう。
親しい親戚や友人は葬儀前
逝去された方と親しい間柄にあった方には葬儀前に訃報が届くでしょう。
ご遺族の許可が降りたら、ぜひ葬儀前に弔問に駆けつけてください。
ご遺族から早い段階で訃報を受け取ったということは、葬儀前に逝去された方と会っておいてほしいと思われているケースが多いです。
派手すぎなければ服装はこだわらなくて良いので、一刻も早く指定された場所を訪れ、線香をあげてお別れの挨拶をしましょう。
なお、このとき香典を用意するのは、事前に訃報を予測していたように思われるためNGです。
葬儀の案内を受け取った方のみ当日訪問して良い
家族葬当日に弔問して良いのは、案内を受け取った方のみです。
具体的には、葬儀会場や日時等の詳細情報を伝えられているかで判断しましょう。
家族葬は、ご遺族が参列者を指定する形式なので、葬儀の情報を手に入れたからといって誰でも参列して良いわけではありません。
葬儀前に訃報を受け取ったものの、家族葬に参列して良いか判断に迷う場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
焼香だけの参列もマナー違反
家族葬に招かれていない方の中には焼香だけなら参列しても良いと考える方もいますが、マナー違反になってしまうのでやめましょう。
家族葬を選択するご遺族は、参列者を絞ることで負担を減らしつつ逝去された方とのお別れをゆっくりと済ませたい、と思われています。
参列を辞退されたら、後日弔問させてもらえないか打診してみるのがいいでしょう。
葬儀までに弔問できなかった方は後日
「葬儀までにお別れを済ませられなかったが、お世話になった方なので弔問したい」と考える方は後日弔問して良いかご遺族に確認しましょう。
弔問を遠慮してほしいと考えるご遺族もいるため、突然訪問するのだけは絶対にやってはいけません。
また、良かれと思って香典や供物を持参したら困らせてしまったケースもあるため、ご遺族に相談してから準備しましょう。
ご自宅に弔問する際のマナーは、詳しくは後ほど解説します。
弔問とは
弔問とはご遺族を訪問し、逝去された方との最後のお別れをすることです。
葬儀前なら安置所へ訪れること、葬儀後ならご自宅を訪問し、仏壇にお参りすることを一般的に弔問と呼びます。
弔問は必ず行わなければならないものではないので、弔問を望まない等、事情がある場合は無理に弔問をおこなう必要はありません。
家族葬で弔問辞退する際のマナー
ご遺族が家族葬をおこなうためには、以下のように気をつけるべきポイントがたくさんあります。
・葬儀前に辞退するなら、弔問を辞退したい旨を明記する
・葬儀後なら連絡が遅れた謝罪も述べる
・辞退する際に香典や供花を辞退する旨も伝える
・辞退したのに弔問があった場合の対応は親密度による
失礼な振る舞いをしてしまわないよう、しっかり確認しましょう。
葬儀前なら弔問を辞退したい旨を明記する
葬儀前に訃報を伝えたが葬儀には参列してほしくない場合は、当日は弔問を遠慮してほしい旨を明記しましょう。
あいまいに伝えると「訃報を受けたから葬儀にも参列していい」と考えてしまう方がいるかもしれません。
「故人の遺志により、家族葬を近親者のみで行いますので、弔問はご辞退いたします」とはっきり伝えれば納得してもらいやすいでしょう。
葬儀後なら連絡が遅れた謝罪も
家族葬後に訃報を伝える際は、連絡が遅くなったことを謝罪するひと言を述べましょう。
葬儀後に訃報を伝えれば、家族葬当日に突然弔問される可能性はなくなりますが、なぜ知らせてもらえなかったのかとショックを受けてしまう方がいます。
逝去された方と関係性が近しい方であるほど、葬儀に参列できなかった悔しさが残ります。
家族葬にした理由と、参列者の選定理由を明確に伝えて葬儀に呼ばなかったことを真摯に謝罪すれば、少しは理解を得られるでしょう。
香典や供花を辞退する旨も伝える
家族葬で弔問を辞退する際は、香典や供花も辞退するケースが多いです。
受け取らないと決めたなら弔問辞退の際にあわせて伝えましょう。
香典や供花を受け取るつもりがないなら、先にいっておいたほうがトラブルに発展しにくくなります。
連絡する前に香典や供花をどうするか決めて、誤解が生じないように対応しましょう。
辞退したのに弔問があった場合の対応
弔問辞退のお知らせが上手く伝わらなかった等の理由で、ときどき招いていない方が家族葬に参列してしまうケースがあります。
対応方法は、逝去された方との関係性によって変わってきます。
・逝去された方と親しかった場合→受け入れる
・会社関係者等で親密でなかった場合→丁重にお断りして帰っていただく
家族葬は基本的に親族や関係性の深い方のみ参列するものなので、招待されていないのに来場するのはマナー違反です。
万が一招いていない方が来てしまったら、お断りしても大丈夫です。
家族葬後に弔問する際のマナー
ここからは、家族葬に参列できなかったものの、後日弔問したいと希望する方のマナーを解説します。
・ご遺族に弔問して良いか確認を取る
・葬儀後3〜49日頃までの間に伺う
・派手ではない平服で弔問する
・香典や供花については事前に確認する
ご遺族の意思を尊重し、最後のお別れの機会を設けさせてもらえることに感謝の意を示しましょう。
ご遺族に弔問して良いか確認を取る
弔問前に、ご遺族に弔問して良いか確認を取るようにしましょう。
弔問するならご遺族の予定に合わせる必要がありますし、そもそも弔問を辞退したい方もいます。
最愛の方を亡くした悲しみにより弔問客をもてなす余裕がないという理由で、弔問を断っているケースも実際にありました。
ご遺族の意思を尊重するべきなので、まずは弔問して良いか確認しましょう。
葬儀後3〜49日頃までの間に伺う
弔問するなら葬儀後3〜49日頃に伺うのが望ましいです。
なぜなら葬儀が終わって次の法事があるまでの間は、少し余裕ができるからです。
なお、逝去された方がキリスト教徒だった場合は四十九日という概念がないため、次のミサまでの間等、条件が変わってきます。
ご遺族の都合を考えた上で弔問する日を決定しましょう。
派手ではない平服で弔問する
弔問する際は、派手ではない平服で伺いましょう。
喪服である必要はありませんが、あまりにも華美な服装はご遺族の気分を害してしまう可能性があります。
具体的には、男性はスーツ、女性はモノトーンのシンプルなワンピース等を選べば問題ないはずです。
おしゃれよりマナーを優先して、失礼のないように気をつけましょう。
香典や供花については事前に確認する
香典や供花を用意したいと思ったら、ご遺族に事前に確認してから手配しましょう。
お返しの手間を考えると香典や供花を受け取りたくない、と考える方もいるためです。
香典や供花を受け取ったら、受け取った金額の3分の1〜半額相当の品物を用意してお礼するのがマナーです。
ご遺族がお返しの負担を考えて香典や供花を受け取らない選択をすることは十分に考えられるので、必ず相談してから準備しましょう。
家族葬に弔問できないときは弔電を送る【宗教別の書き方】
家族葬に参列できないが弔意を示したい場合は、弔電を送るのが良いでしょう。
弔電なら場所も取らず、お礼の品を用意する手間も発生しないため、ご遺族に負担をかけずに弔意を示せます。
ただし、宗教によって弔電の書き方が変わってくるため注意が必要です。
ここでは、以下の宗教の書き方を紹介します。
・仏教式の弔電の書き方
・神式の弔電の書き方
・キリスト教式の弔電の書き方
それぞれ見ていきましょう。
仏教式の弔電の書き方
仏教式では、以下のような書き方が好まれます。
・ご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申し上げます
・ご生前のお姿を偲び、心からご冥福をお祈り致します
・お別れにも伺えず残念でなりません。遠方よりご冥福をお祈り致しております
「苦しむ」「浮かばれない」等は死後の苦しみを連想させてしまうため、使用を避けましょう。
神式の弔電の書き方
神式の弔電の書き方は、たとえば以下のとおりです。
・御霊のご平安をお祈り申し上げます
・安らかな眠りをお祈り致します
・ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます
逝去された方は神になるという考え方のため「冥福」「成仏」といった仏教用語は使えません。
キリスト教式の弔電の書き方
キリスト教式は弔電の書き方が仏教式や神道式とは全く異なるため要注意です。
たとえば次のような言葉遣いになります。
・主イエス様のお慰めがありますようお祈り致します
・神の御許にお導きがあらんことをお祈り申し上げます
・神の御許に召されました故人が安らかな眠りにつかれますようお祈りします
「死は祝福すべきもの」という考えなので、死後の世界を前向きに表した内容が適切です。
家族葬の弔問はご遺族の意思を最優先に
家族葬の弔問は適切なタイミングで、ご遺族の意思を尊重しておこなうようにしましょう。
弔問を辞退されたら、代わりに弔電で哀悼の意を示す等、柔軟な対応も必要です。
弔電を書く際は、宗教によって考え方がかなり異なるので要注意です。
マナーを守って、逝去された方との最後のお別れを心安らかに終えましょう。
なお、キリスト教式の家族葬をあげたいけれど依頼先もマナーもわからない方は当社にお任せください。
キリスト教徒ではないがキリスト教式であげたい、という方も歓迎します。