葬儀のマナー
葬儀前に会いに行くのはマナー違反にならない?
2023.03.01
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「葬儀前に亡くなられた方に会いに行くのは大丈夫なのか」
「もしよかったとしたらマナーを教えてほしい」
「もしダメだったとしたら葬儀に参加できないのでどうすればいいか教えてほしい」
このような悩みを抱えている方も多いでしょう。
葬儀前に会いに行くのは、マナー違反になる場合もあればマナー違反にならない場合もあります。
そのため少し判断が難しいことになるので、きちんとした対応を知っておくべきでしょう。
当記事では、葬儀前に逝去された方に会いに行くのがマナーに反しないのか、反するとしたらどのような対処方法があるのかを詳しく解説します。
葬儀後の弔問についてもわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも葬儀前・通夜前に会いに行くべきか
そもそも葬儀前や通夜前に会いに行くべきかどうかに関しては、できる限り避けたほうがいいというのが通例です。
というのも、ご遺族は葬儀や通夜の準備に忙しくなっていて、対応に苦慮される恐れもあるからです。
たとえば、一家の大黒柱が急死した場合には、収入の面での不安や葬儀費用をどのように工面するかにも迷いますし、葬儀自体が大きなものになりがちなので準備に時間を掛けなければなりません。
となると、葬儀前や通夜前に弔問の連絡を取ること自体がマナー違反になってしまう恐れもあるでしょう。
このような事態に陥らないために、逝去された方へお参りやお祈りをされる場合は、基本的に葬儀後にされることをおすすめします。
葬儀前にご自宅へ会いに行く際のマナー
とはいえ、状況的にどうしても葬儀前や通夜前にご自宅へ会いに行かなければならないこともあるでしょう。
このような場合にどのようなマナーを守ればいいのかというと、以下のとおりです。
・服装は葬儀時と同じにする
・逝去された方とは宗教にあったマナーを守って対面する
・対面を終わらせたあとのマナー
それぞれについて詳しく解説していきます。
服装は葬儀時と同じにする
葬儀前や通夜前に逝去された方のご自宅へ向かう際のマナーの一つ目として、服装は葬儀時と同じようにしてください。
葬儀前後にかかわらず、人の死に関する事項には相応の対応が必要です。
たとえば、華美な服装でお会いしたり、アクセサリーをたくさんつけたりといった行動は、生前どれだけ逝去された方と親しくてもマナー違反になります。
そのため、服装や持ち物は基本的に葬儀時と同じようにしてください。
なお、キリスト教に関する葬儀時のマナーは以下にまとめているので気になる方は見てみてください。
逝去された方とは宗教にあったマナーを守って対面する
服装をきちんと整えた上で、弔問に訪れた際に逝去された方と対面するときには、宗教にあったマナーを守って対面するようにしてください。
というのも、日本は仏教がメジャーな宗教となっていますが、世界には数多くの宗教があるため、仏教式では失礼に当たる恐れがあるからです。
以下では日本でもメジャーな各宗教の対面時のマナーについて解説していきます。
仏教
仏教を信仰するご家庭でご遺体と対面する際には、以下の作法やマナーを守りましょう。
・棺には手を触れない
・合掌して一礼・対面が終わったら棺・枕元から下がって一礼を行う
・忌み言葉や重ね言葉を使わずご遺族に対して対面した際の感想と感謝を伝える
上記のように仏教はほとんどのご家庭で信仰されている宗教なので、ご遺族や逝去された方と対面する際のマナーとして覚えておくといいでしょう。
キリスト教
キリスト教も日本ではメジャーな宗教です。
ご遺体と対面する際には以下のマナーを守るようにしましょう。
・棺には手を触れない
・お悔やみの言葉を使わない
・数珠は使わない
キリスト教では、死を新たな旅立ちとして喜ぶべきものといった考え方があるため、ご遺族と対面してもお悔やみの言葉は使わないようにしましょう。
数珠は仏教における祈りを捧げる道具なので、キリスト教を信仰していた方のご遺体と対面する際には利用しないようにしてください。
神道
神道式で注意すべき対面の作法としては、仏教と同様に重ね言葉や忌み言葉は使わない点です。
神道式では仏教式と似ているところも多いため、特別に難しい作法はありません。
特に注意するのは日本人が慣れていないキリスト教のお祈りの仕方です。
マナーや作法が日本人の知っているものとかなり異なるため、十分に注意して臨んでください。
対面を終わらせたあとのマナー
逝去された方と葬儀前や通夜前に対面したあとのマナーは葬儀の手伝いをするか、早々に立ち去るかになってきます。
葬儀前・通夜前に対面したときのシチュエーションによって対応を変えていきましょう。
・親族として葬儀を手伝う可能性があるため事前に対面した
・葬儀や通夜に参加できない可能性が高いため事前に対面した
【親族として葬儀を手伝う可能性があるため事前に対面した場合】
対面が終わった際には何かしら手伝うことがないかを確認して、手伝いがある場合にはすぐに準備に取り掛かりましょう。
ただ、近しい親族の方のみで葬儀を行う場合には、断られることもあるため、この場合にはすぐ通夜や葬儀の時間になるまで別の場所で待機するようにしてください
【葬儀や通夜に参加できない可能性があるため事前に対面した場合】
対面が終わったらすぐにお暇させていただきましょう。
慌ただしく動いている場合が多いので、軽く声を掛けて最大限の配慮をしてあげるほうが喜ばれます。
葬儀後にご自宅へ会いに行くべきか
ここまでは葬儀前や通夜前にご自宅へ会いに行くべきかどうかをお伝えしてきましたが、葬儀後にご自宅へ伺いにいくべきかで迷っている方もいらっしゃるでしょう。
というのも、葬儀前と葬儀中にどうしても都合がつけられない方も多いからです。
葬儀後にご自宅へ会いに行くべきかどうかを判断する際には、日数がどれくらい空いているかを確認してからにしましょう。
たとえば、葬儀後1日2日で弔問するのは、ご遺族も疲れ切っているためNGです。
葬儀後にご自宅へ会いに行くのはいいのですが、日程をきちんと確認してから伺うようにしましょう。
葬儀後にご自宅へ会いに行く際のマナー
葬儀後にご自宅へ弔問する際には、以下のマナーを守るようにしましょう。
・最初に必ずお詫びを申し上げる
・時期を見計らう
・宗教にあわせた対面を行う
・時間はなるべく手短にする
具体的な内容について以下では解説していきます。
最初に必ずお詫びを申し上げる
葬儀後にご自宅へ会いに行く際のマナーの一つ目は、最初に必ずお詫びを伝えることです。
というのも、通常葬儀といった大事な儀礼に伺えなかったことを恥じているとしたほうが弔意を伝えるのに大切だからです。
伺えなかったことを正当化するよりも、伺えなかったことを恥じていると伝えたほうがご遺族も「そんなことはありません!」と伝えてくれるでしょう。
そのため、最初にお詫びを伝えることは最優先事項としてください。
時期を見計らう
最初に必ずお詫びを申し上げるのと同時に時期を見計らうようにしてください。
というのも、先ほどもお伝えしたように葬儀後2・3日はどうしても疲労困憊になっていますし、四十九日を過ぎれば遅すぎるのではないかと感じられてしまうからです。
四十九日法要が過ぎても弔問するのは問題にはなりませんが、ちょうど良いとされる時期もあるはずです。
たとえば、葬儀後10日が過ぎていれば初七日法要も終わっていて精神的に落ち着いているご家庭も多いのではないでしょうか。
このように時期を見計らって弔問に伺うようにしましょう。
宗教にあわせた対面を行う
葬儀前、葬儀後にかかわらず宗教にあわせた対面を行うのは必須です。
仏教であれば合掌をするなどの儀礼を怠ってしまうと、ご遺族からは逝去された方を大切にしていないと感じられるかもしれません。
上記のような間違いがないようにマナーは制定されているので、十分に注意して対面を行うようにしてください。
時間はなるべく手短にする
葬儀後の弔問はできるだけ手短にすることをおすすめします。
というのも、時間を掛けてしまうとご遺族側に手間が掛かってしまうからです。
逝去された方との思い出話に花を咲かせるのもいいのですが、ご遺族の方々にも時間があるので注意するようにしてください。
葬儀前・葬儀後に会いに行くときによくある質問
葬儀前・葬儀後に会いに行くときによくある質問は以下のとおりです。
・告別式前に焼香をあげるのはいいですか?
・通夜前に香典袋を渡すのはいいですか?
・弔問での持ち物のマナーについて教えてください
それぞれを簡潔に解説していきます。
告別式前に焼香をあげるのはいいですか?
訃報は突然やってくるものなので、告別式前にご遺族に許可を取れたのなら焼香をあげるのはいいことであるといえます。
通夜前に香典袋を渡すのはいいですか?
通夜前に香典袋を渡すのはNGなマナーであるといえます。
通夜前に当然のように準備していたとみなされる恐れもあり、遺恨(恨み)を買うこともあります。
弔問での持ち物のマナーについて教えてください
弔問の際には香典を持っていくのも大丈夫なのですが、手土産としてお菓子や果物、もしくは逝去された方が好きだったものを持っていくのが喜ばれます。
ただ、何も持参しないのも弔問のマナーとして認められているため、準備に時間がない場合には持参しなくてもいいでしょう。
葬儀前に会いに行く際は注意深くすること
今回の記事では葬儀前に逝去された方に会いに行くのはマナー違反にならないかどうかについて詳しく解説してきました。
結論をもう一度お伝えしておくと、通夜前や葬儀前に弔問に伺うのは許可を取ったとしてもマナー違反になってしまう恐れはあります。
とはいえ、葬儀後となると四十九日法要を超えてしまう恐れがある場合には、事前にその旨を伝えて弔問するといいでしょう。
ただし長居はご遺族の迷惑になってしまう可能性もあるので、十分に注意してください。