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キリスト教式葬儀で歌われる曲について
2024.05.21
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あなたはキリスト教のお葬式に参列した際、歌を耳にした経験はありませんか。
キリスト教ではお葬式のみならず、結婚式や日曜礼拝など、典礼や集会の際には必ず歌を歌います。
この記事では各キリスト教宗派のお葬式で一般的に歌われる歌を紹介しますので、
参考にしてみてはいかがでしょうか。
カトリックで歌われる曲
カトリックのお葬式では特に決めなければならない曲が多いです。
また参列者数が多かった場合、もしくはカトリック信者ではない方が多い場合などはオルガンやCD等の
音源などでカバーをし、歌わないケースもあります。
葬儀ミサの曲については各教会にて決められている場合が多く、それら以外を決めていく形になります。
カトリックの聖歌集
カトリックで扱われる聖歌集は主に以下の2冊となっています。
・カトリック聖歌集
・典礼聖歌
これらは儀式の音楽に近いといった特徴があります。
また近年では、歌詞の表現の難しさなど(文語体であるなど)の理由から、ミサで歌われるのは「典礼聖歌」が主流となり、「カトリック聖歌集」を歌う機会は少なくなっています。
葬儀ミサの場合ドンボスコ社が発行している「葬儀のしおり」やオリエンス宗教研究所が発行している
「葬儀のしおり」を用いることが多く、「葬儀のしおり」の中に含まれている歌を歌うことが
多くなっています。
それでは実際の葬儀ミサで決める必要のある歌について確認してみましょう。
儀式内容で決めることの例
・入 祭 の 歌 … 歌う or オルガンのみ
・答 唱 詩 編 … 歌う or 唱える
・アレルヤ唱 … 歌う or 唱える
・奉 納 の 歌 … 決まっていない
・感謝の賛歌 … 歌う or オルガンのみ
・主 の 祈 り … 歌う or 唱える
・平和の賛歌 … 歌う or 唱える
・聖 体 拝 領 … 歌う or オルガンのみ or 沈黙
・献 花 … 歌う or オルガンのみ
・出 棺 … 歌う or オルガンのみ
ひとくちに葬儀ミサの歌といっても、これだけ決めることがあります。
これら以外にも教会によって決めることは変わるため、あくまで一例としてお考えください。
それでは一つずつ紹介していきます。
入祭の歌
会衆の思いを典礼と祝祭の神秘に導くこと、司祭と奉仕者の行列を飾るといった目的があります。
ミサに集まった人々を1つにし、会衆の心をこれから行われるミサに向かわせる役割も持っています。
この歌が終わると、司祭の言葉の後に一同は十字架のしるしを行います。
答唱詩編
言葉の典礼に欠くことの出来ない部分であり、会衆の典礼への積極的な参加を促す役割があります。
また、典礼聖歌64「神はわたしを救われる」、典礼聖歌82「神を敬う人の死は」、
典礼聖歌144「谷川の水を求めて」などを歌うことも可能です。
こちらを歌わない場合、沈黙の後にお祈りを捧げます。
アレルヤ唱
福音朗読の前に行います。
264番から284番まであり、それぞれ典礼暦に応じた曲が歌われます。
奉納の歌
パンとぶどう酒を奉納する際に歌われる曲です。
こちらを歌わない場合、司祭が代わりにお祈りを唱えます。
感謝の賛歌
歌わない場合、歌詞を会葬者で唱えます。
主の祈り
主イエスが熱心に祈る姿に心を打たれた弟子が「私たちにも祈り方を教えてください」とお願いしたときに、
教えてくださった祈りといわれています。
歌う場合と唱える場合があります。
平和の賛歌
主の祈りから始まる交わりの儀における、平和(=シャローム)を願う祈りの締めくくりの歌です。
(シャローム…神が神としてあがめられ、神の支配が全世界に完全にいきわたっている、
欠けることがない状態のこと)
歌う、もしくは唱える場合もあります。
聖体拝領
司祭がキリストの御からだを拝領している間に、拝領の歌を始めます。
オルガンの演奏、あるいは沈黙にかえることもできます。
歌われる曲の例としては、「神の子羊」、「マラナタ/主が来られる日まで」などがあります。
献花
オルガンにて演奏、もしくはオルガンとともに歌うこともあります。
司祭が初めに献花を行う場合が多いですが、教会によっては異なる場合があります。
出棺
教会によっては出棺の際に歌われる歌が決まっていることもあります。
歌う場合は事前に教会に確認しておきましょう。
プロテスタントで歌われる曲
教会や宗派にもよりますが、6~8曲ほど演奏または歌われることが多いです。
打ち合わせで決まった曲を元に式次第を作成、及び印刷を行う事が多いため、
早いうちから歌う曲を決めておくとよいでしょう。
また後述するように希望する歌や曲がある場合事前に教会に伝えた方が望ましいです。
プロテスタントでは聖歌ではなく賛美歌を歌います。
教会によって使用している賛美歌が異なるため、確認が必要です。
賛美歌
主に使われるものは日本基督教団が発行、監修している『讃美歌』です。
近年では以下の賛美歌も使われる傾向にあります。
・希望の讃美歌
・讃美歌21
プロテスタントの葬儀における歌は以下のように分けることができます。
・前 奏 … 演奏のみ
・賛美歌 … 歌う(2~3曲)
・頌 栄 … 歌う
・アーメン3唱 … 歌う or 歌わず頌栄に組み込む
・後 奏 … 演奏のみ
・献 花 … 歌うor 演奏のみ
・出 棺 … 歌う or 演奏のみ
プロテスタントの葬儀でも決める必要のある歌が多くあります。
こちらも一つずつ紹介します。
前奏
心を落ち着けて神様の御前にあることを想い、聖霊のお働きを受けるために
準備をするといった意味があります。
その様な私たちの心と霊とを神様の方へ導いてくれるのが前奏といわれています。
基本的にオルガンによる演奏のみです。
賛美歌
故人様を想い偲ぶ時間です。
希望の曲があれば、前もって教会へお伝えすると良いでしょう。
故人様が好きだった曲などを歌うことが多いので、希望があれば事前に教会にお知らせください。
頌栄
プロテスタントの讃美歌のうちのひとつで、神を讃える歌です。
また礼拝の際は、父なる神、子なるキリスト、聖霊が一体であるという、
三位一体の神をたたえ、最初と最後に歌われています。
アーメン3唱
牧師が神の祝福を宣言し、会衆の応答としてアーメン三唱を歌います。
また「アーメン」は祈りの後に唱える語であり、「まことに」、「確かに」、「そうなりますように」と
いった意を持ちます。
3唱の他に、2唱5唱を歌う教会もあり、それらを歌わない場合もあります。
こちらも事前に教会に確認しておくと良いでしょう。
後奏
心を静め、御言葉が与えられたことを喜び、神からの平安を受け止める時間です。
オルガンの演奏が行われます。
献花
用意したお花を御棺へ納める場です。
故人様、ご遺族様の希望された曲を演奏、流すこともありますので、事前に教会へお知らせください。
出棺
前奏や後奏は教会、オルガニストに委ねられることが多くなっています。
こちらも希望がある場合は教会へ伝えておきましょう。
お打ち合わせの際には
御葬儀を執り行う際は、事前に神父や牧師、司祭と式の流れの打合せを行う場があります。
その際故人様が好きだった聖歌、賛美歌を聞かれる場合があります。
こちらでお伺いした歌は式のプログラムに組み込まれ、生前のお姿を思い浮かべる
時間になるかと思われます。
まずは万が一の際に備えてご家族、ご友人とお互いの好きな聖歌、賛美歌をお話しする機会を
設けてみては如何でしょうか。
何を歌おうかお悩みの方は、教会にご相談していただくのも一つの選択肢として良いかもしれません。
弊社で御葬儀のお手伝いをさせていただきます際は聖歌、賛美歌のご相談も承っております。
何か分からないことや聞いてみたいことなどありましたらなんなりと弊社までご連絡いただきたく存じます。