スタッフブログ
生前契約とは?独り身でも安心してキリスト教式の葬儀を行える仕組み
2022.06.17
24時間365日キリスト教葬儀の専門スタッフがいつでも対応します。
0120-51-8431
- 24時間365日対応
- 電話相談・通話無料
QRコードを
読み取ると、
すぐにダイヤル
できます
生前契約というと、文字から生きている間に行う契約であると認識できますが、一体どのような契約を指しているのかと疑問に思われる方も多くいらっしゃいます。
とりわけ葬儀における生前契約とは、事前に葬儀料金を葬儀会社に支払っておき、自身が亡くなった後に何の問題もなく葬儀が行われるようにする契約を指します。
しかしながら、葬儀費用を確保するための方法は生前契約だけではありません。
この記事では、生前契約をメインに解説しながら、なぜ他の葬儀費用を確保する方法よりも生前契約が優れているのかを比較検討します。
葬儀における生前契約とは
冒頭部分でもお伝えしましたが、葬儀における生前契約とは存命中に自分の死後の契約を行っておくことです。もともとアメリカ発祥の契約形態で、プレニードと現在でも呼ばれています。
葬儀の見積りや準備を生前にしておくことで、自分が亡くなった後に誰にも迷惑をかけずに葬儀を行い、墓地に埋葬されることから昨今では注目を集めています。
後ほど紹介しますが、当社でも葬儀の生前契約を承っておりますので、気になる方は一度問い合わせをしてみてください。
生前葬と生前契約の違い
生前契約と聞くと「生前葬ではないの?」と疑問に思われる方も多くいらっしゃるでしょう。結論からお伝えすると、生前葬と生前契約は全く異なる契約形態です。仮にカトリックやプロテスタントを信仰する方は生前葬の契約はできないため、十分に注意しましょう。
なぜこのような違いがあるのかも含めて、両者を比較しながら詳しくお伝えしていきます。
キリスト教では生前葬ができない
まずカトリックやプロテスタントを信仰する方は、生前葬ができません。なぜなら、キリスト教における葬儀は生命のはじまりを意味しているからです。一方仏教における葬儀は死後の世界で修行に専念できるようにするといった意味があります。
このように葬儀に対する考え方が全く異なるため、教会では生前葬を受け付けていません。
そのため死後に他の方に迷惑をかけないよう、生前にあらかじめ弔ってもらうことは不可能なので注意しましょう。
生前契約の需要は年々増している
しかしながら、冒頭部分でもお伝えしたように100年前から死後に迷惑をかけないように、あらかじめ葬儀の費用を払い込んでおく生前契約が、キリスト教の世界では広く普及しています。
しかも日本ではなくアメリカといった海外発祥の契約であることからも、葬儀に対する悩みは広く一般的な悩みであるといえるでしょう。
昨今では少子高齢化や独身世帯が増えたという背景も一因として、あらかじめ死後の予定を組んでおく生前契約がメジャーになってきています。
安心した終活には生前契約が必須
仏教徒の方であれば生前葬であらかじめ終活を行えますが、キリスト教徒の方の場合は死後になってはじめて本当の意味での終活が行えます。その大前提となる葬儀を滞りなく行うためには生前契約が必須といえるでしょう。
個人によって終活の定義は異なりますが、多くの方に共通するのは「死後に迷惑をかけない」、「きちんとしたお別れをしたい」といった想いです。
先ほどお伝えしたように、キリスト教における死は生命のはじまりではありますが、日本人としての気持ちからお別れを済ませたいという気持ちもあるはずです。
そのため、あらかじめ葬儀費用を支払っておき、安心して余生を過ごせるようにする生前契約はとても重要な意味を持ってきます。
生前契約を行うメリット
ここまで生前契約の大切さを示す話を複数行ってきましたが、より明確なメリットには何があるのでしょうか。
具体的な生前契約のメリットをお伝えすると次の通りです。
・亡くなったあとのことを考えなくても良くなる
・誰にも迷惑をかけない
・決まった葬儀代金を支払うだけだから騙されない
それぞれを詳しくお伝えしていきます。
亡くなったあとのことを考えなくても良くなる
生前契約を行うメリットの一つ目は、亡くなったあとのことを考えなくても良くなる点です。この理由は葬儀代金を誰かが支払うといっても、身寄りがなかったり、親戚と疎遠であったりすると費用はあっても引き出せないといった問題が浮上するからです。
たとえば、銀行口座のお金を引き出すにしても、あなたが故人になったことが銀行側に知れた段階で預金の凍結が行われて、引き出すための手順が非常に複雑になります。それに加えて、親戚との連絡が取れない状態であれば仮に友人が葬儀を代行してくれるにしても、一度費用負担をしてもらうかもしれません。
このような誰かに金銭的な迷惑をかける事態は、あなた自身が望むところではないと考えられます。
誰にも迷惑をかけない
先ほどの誰かに金銭的な迷惑をかけないことも含め、死後の葬儀に関しても誰かに迷惑をかけないのが生前契約のメリットです。なぜなら、生前契約を行うと葬儀会社はあなたの死後に遅滞なく葬儀を行うことになるので、すべてを任せられるからです。
葬儀の喪主選びやその他の事項なども事前に打ち合わせで決められるため、安心して死後を迎えられます。
決まった葬儀費用を支払うため騙されない
生前契約は決まった葬儀費用を支払い葬儀を行ってもらうように生前に契約を行うものなので、死後に葬儀費用の差額で身内の方を困らせるといった金銭的に騙されるようなことはありません。葬儀費用を事前に支払う方法は生前契約の他にもありますが、残念ながら「死人に口なし」ということわざの通りに、悪徳な方法でなかば詐欺のような形で費用を請求する葬儀会社も存在します。
そのため、このような葬儀会社を避けるためにも葬儀費用を前払いして、その費用の分だけで葬儀ができる生前契約には大きなメリットがあるといえます。
生前契約のデメリット
ここまで生前契約のメリットをお伝えしてきましたが、デメリットも当然存在します。
具体的には次の通りです。
・一括での支払いになるため多額のお金がかかる
・葬儀に大きな変更ができない
一括での支払いとなるためあらかじめ費用を全額用意しておかなければならないのと、死後に第三者が葬儀を盛大なものにしたいと考えても大きな変更はできません。生前契約はあくまで本人と葬儀会社間での契約となるため、死後に契約更改ができない点に十分注意しましょう。
生前契約を安心して行うための3ステップ
生前契約を実際に問い合わせしてみたいと感じても、その後の流れが分かっていなければ不安は大きくなるでしょう。そのため、生前契約を行う際のステップを大きく3つにわけて紹介していきます。
1.生前契約を扱う葬儀会社に連絡する
2.資料を読み疑問点をまとめる
3.打ち合わせを通して疑問点を解消し契約する
それぞれ解説します。
ステップ1.生前契約を扱う葬儀会社に連絡する
生前契約を安心して行うための1ステップ目は、生前契約を扱っている葬儀会社に連絡することです。事前に生前契約する前提で、ホームページや資料で確認しておくことが重要です。
仮に生前契約を行っていない葬儀会社に問い合わせを行うと、別の方法を提案されて鵜呑みにしてしまう恐れもあります。そのため、生前契約を行いたい場合にはまず情報収集からはじめてみましょう。
ちなみに当社はプロテスタントとカトリックの葬儀を専門的に行っている会社なので、生前契約も取り扱っております。
誠心誠意対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。
ステップ2.資料を読み疑問点をまとめる
生前契約を行いたい旨を葬儀会社に伝えると、打ち合わせの日取りを決められます。そのときには質問できる時間が必ずあるため、疑問点はあらかじめまとめておきましょう。
なぜなら、生前契約は大きなお金が動く契約になるからです。このような契約を企業と行う場合は、基本的に資料を読みこみ疑問点をまとめて不安をなくすのが鉄則です。
ステップ3.打ち合わせを通して疑問点を解消し契約する
いよいよ打ち合わせの段階になったら、先ほどまとめた疑問点が説明で解消されなかった場合に、必ず質問をして解消しましょう。その場で納得できなければ、持ち帰って一度考えてみますといっても良いです。
なぜなら、打ち合わせを通して企業を信頼できなければ費用を前払いして、自分の死後を任せられないからです。死後の葬儀をきちんと行ってくれるかどうかを確信できるまでは、何度も質問を繰り返しても良いでしょう。
死後にクレームや契約の破棄ができないのであれば、石橋を叩いて渡る気持ちはとても大事です。
なぜ生前契約をおすすめするのか
ここまで何度も生前契約をおすすめしている理由は、積立金で葬儀ができるようになる互助会といった制度を利用するよりも、あなたのニーズにあわせた葬儀を確実に行えるからです。最近では葬儀に関するトラブルが多発しており、生前に死後の予定を決める契約方式の中では生前契約が一番確実です。
たとえば、当社が知り得る事例では、月額1,000円の積立で10年契約すれば葬儀ができるとしておきながらも、実際には200万円が必要であり積立金は5%程度の割引に充当されるだけといったこともありました。
このような一見すると詐欺のような契約が、葬儀ではまかり通ってしまっています。
そのため、安心して余生を過ごすためには一括でお客様が予定する葬儀費用をお預かりし、責任を持って葬儀を行う生前契約を当社ではおすすめします。
生前契約で安心できる終活をしよう
誰しもが高齢になってくると、葬儀に関して不安を抱くものです。
その際に生前契約をして費用を事前に支払っておけば、安心して終活への準備ができるでしょう。
生前契約をおすすめする方は次の通りです。
・キリスト教信者の方
・一括で費用を支払える方
・身寄りがなかったり独身世帯の高齢者の方
高齢者という括りには個人差がありますが、60代くらいから少しずつ生前契約を考えていくことをおすすめします。
もし、少しでも生前契約について知りたいという方は、お気軽に相談からでも受け付けておりますので、以下のページをご覧ください。