葬儀のマナー
家族葬の人数は10〜30人!親族を含めない場合の注意点も
2023.09.04
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「家族葬の規模感がわからない」
「家族葬って何人くらいまでの葬儀を指すの?」
「家族葬に親族を呼ばないのはあり?」
このように悩んでいませんか。
家族葬は近年一般的になりつつある葬儀形式で、まだまだマナーがわからない方がたくさんいます。
当記事では、家族葬の人数の目安と、参列者や葬儀に招かない方に対するマナーを詳しくお伝えします。
一般的な家族葬の人数は10〜30人
一般的な家族葬の人数は10〜30人といわれています。
ただし、明確な線引きはありません。
まずは家族葬の基本知識を確認しましょう。
・家族葬の参加人数に上限はない
・参列者の範囲は2〜3親等が基本
・参列者が少ないことで費用が抑えられる
順番に説明します。
家族葬の参加人数に上限はない
家族葬の参加人数に上限はありません。
30人でも50人でも、葬儀をあげる方が「家族葬」と定義すれば家族葬になります。
一般葬と明確に違う点は、事前に参列者を決めることです。
一般葬であれば誰でも参列できますが、家族葬では事前に招かれた方しか出席できません。
参加人数ではなく、参列者が限定されている点に注意しましょう。
ただし、葬儀社によっては「家族葬プランは30人まで」等、上限が決まっている場合もあります。
参列者の範囲は2〜3親等が基本
参列者の範囲は2〜3親等が基本とされています。
家族葬は名前のとおり、家族で逝去した方を見送るというコンセプトだからです。
実際には親族を招かずに親しい友人のみ集めるケースもありますが、基本的には血縁のある身内だけでおこなうものと考えておきましょう。
家族葬にどこまで呼べばいいか判断できず困っている方は、次の記事も併せてご覧ください。
参列者が少ないことで費用が抑えられる
家族葬のメリットは、なんといっても参列者が少なく費用が抑えられることです。
最後のお別れに立ち会ってほしい方のみ厳選すれば、参加人数が抑えられ、結果的に会場費用や飲食代が抑えられます。
実際に一般葬と家族葬では、平均費用が以下のとおり異なります。
・一般葬:200万円
・家族葬:100万円以下
あくまで相場を比べたものなので例外はありますが、家族葬のほうが費用が安くなるケースがほとんどです。
家族葬をあげる場合の相場や内訳を知りたい方は、次の記事を見てみましょう。
家族葬の人数の決め方の例
家族葬にどこまで招いていいか迷っている方に向けて、人数の決め方の例を3つ紹介します。
1.同居家族+ご兄弟で約10人
2.同居家族+ご兄弟+従兄弟や甥姪で約20人
3.同居家族+ご兄弟+従兄弟や甥姪+友人で約30人
それぞれ見ていきましょう。
1.同居家族+ご兄弟で約10人
最も小規模な家族葬は、逝去された方のご家族とご兄弟まで含めて10人以下が目安です。
同居している、もしくは同居していた方のみ集めて葬儀をおこなうため、まさに家族葬のイメージにぴったりでしょう。
家族水入らずといった雰囲気で落ち着いてお別れできます。
葬式のあわただしい雰囲気が苦手な方は、10人程度の規模感の家族葬を選択すれば、静かに葬儀を終えられるでしょう。
2.同居家族+ご兄弟+従兄弟や甥姪で約20人
ご家族やご兄弟に加えて、従兄弟や甥姪まで招待すると約20人になります。
3親等以内の親族を集めると、このくらいの規模感になるケースが多いです。
同居家族の他に葬儀に参加してほしい方がいる場合は、20人くらいの規模感で見積もりを取るのがおすすめです。
3.同居家族+ご兄弟+従兄弟や甥姪+友人で約30人
ご家族や親族に加えて、逝去された方の親しい友人を数人呼びたい場合、参列者は30人程度になります。
よほど関係者が多い人でなければ、逝去された方と関係性の深い方のみ集めた結果30人前後になることが多いでしょう。
家族葬には上限の人数がないため、30人以上招いても家族葬と呼んでも問題ありません。
ただし、家族葬のプランによっては30人までと定められているので、葬儀社に確認しておいたほうがいいでしょう。
家族葬の人数に親族を含めない場合の注意点
遠くの親戚より、逝去する方と最後まで親しい付き合いをしてくれた友人を多く招きたいと考える方もいます。
親族より友人を優先的に招きたい方に向けて、家族葬の人数に親族を含めない場合の注意点を以下のとおりまとめました。
・訃報を伝える際に参列を遠慮してほしいと伝える
・参列者の選定基準を伝えて納得してもらう
・後日弔問したいといわれたら受け入れる
詳しく説明します。
訃報を伝える際に参列を遠慮してほしいと伝える
訃報を伝える際に、参列を遠慮してほしいと明確に伝えましょう。
葬儀には参列しないでほしい旨が伝わらないと、葬儀当日に招いていない親戚が現れてトラブルになります。
親戚が亡くなったとなると、葬儀に参加しなければと考えるのが一般的な思考です。
あくまで訃報を伝えただけで、葬儀の案内ではない点を強調しましょう。
参列者の選定基準を伝えて納得してもらう
参列者の選定基準を伝えて、招かない親族の方に納得してもらう必要があります。
親戚を招かないとなると「親戚なのに、葬儀に呼ばれないのは変だ」と反発を受ける可能性があります。
「同居していた家族のみで最後のお別れをしたいため、今回は参列を遠慮してほしい」等、明確に理由を伝えましょう。
「逝去された方のご希望だから」と付け加えると効果的です。
親戚なのに葬儀に呼んでもらえないのは、年配の方にとっては特に抵抗感があるため、しっかり理由を伝えて了承を得ましょう。
後日弔問したいといわれたら受け入れる
「葬儀には参加できなくても後日弔問させてほしい」といわれたら受け入れましょう。
葬儀に招かれなかった方が、せめて線香をあげたいと考えるのは自然なことです。
関係者がバラバラと弔問にくるのが面倒なら、葬儀の前に関係者を招いて焼香をあげてもらう「一般焼香(式前焼香)」という方法もあります。
逝去された方の関係者は多いものの、どうしても家族葬をあげたい場合は、葬儀の前に焼香をおこなうことも検討してみましょう。
一般焼香について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
家族葬の人数に含める方に対するマナー
ご遺族が気をつけるべき、家族葬に参列いただく方々に対するマナーは次のとおりです。
・香典・供花の辞退を事前に伝える
・逝去された方の宗教・宗派を伝える
・招いていない方に葬儀の詳細情報を伝えないよう依頼する
トラブルを避けるために、これだけは注意しましょう。
具体的に解説します。
香典・供花の辞退を事前に伝える
香典や供花を受け取らないと決めたら、あらかじめ参列者に伝えておきましょう。
家族葬では香典や供花を辞退するケースが多いですが、知らずに用意してしまう方もいます。
特に供花を飾るスペースがないのに用意されてしまうと、せっかくのご厚意を無駄にしてしまうことになってしまいます。
香典や供花を受け取らないことは事前に周知しましょう。
なお、受け取る場合のマナーは以下の記事で詳しく紹介しています。
逝去された方の宗教・宗派を伝える
逝去された方の宗教・宗派を参列者に伝えておきましょう。
宗教や宗派によって気をつけるべきマナーが異なるからです。
仮に、キリスト教式だと知らずに参列してしまったとしましょう。
キリスト教式ではお悔やみの言葉は忌み言葉とされているため「ご愁傷様です」という声かけは不適切です。
香典袋の表書きも「御花料」と書かなければ場違いな表記になってしまいますし、献花のマナーもわからず戸惑ってしまうでしょう。
逝去された方の宗教・宗派を伝えておけば、参列者を困らせてしまう事態を回避できます。
招いていない方に葬儀の詳細情報を伝えないよう依頼する
参列予定の方には、招いていない方に葬儀の詳細情報を伝えないよう依頼しておきましょう。
招いていない方に葬儀の詳細を知られると、葬儀の日に想定外の方が現れて、困った事態になってしまいます。
人が亡くなるのはビッグニュースなので口頭に登りがちですが、関係者全員を招いていないなら、情報が回らないように注意しましょう。
家族葬をおこなうにあたって想定されるトラブルを知って対策したい方は「家族葬のトラブル」の記事も目を通しておいてください。
家族葬の人数に含めなかった方に対するマナー
家族葬に招かなかった方々に対するマナーは以下のとおりです。
・訃報か葬儀の案内がわかるように連絡する
・葬儀に呼ばない理由を明確に伝える
・葬儀の後に伝える場合は謝罪と感謝をセットで伝える
葬儀に招かれないことでショックを受けてしまう関係者もいるため、次の項目をしっかり読んで十分な配慮を心がけましょう。
訃報か葬儀の案内がわかるように連絡する
想定外の方が参列してしまうことを防ぐため、訃報か葬儀の案内がわかるように連絡しましょう。
たとえば、以下のように書いて知らせれば伝わります。
・家族葬に参列してほしい方→日時と場所を伝える
・家族葬にお呼びしない方→家族葬をおこなうため参列を控えてほしい旨を明記
トラブルを避けるために明確な案内を出しましょう。
葬儀に呼ばない理由を明確に伝える
葬儀に呼ばない理由を明確に伝えて理解を求めましょう。
理由もなく葬儀への参列を断られると、納得できない関係者が不満を抱えてしまうことになります。
逆に「逝去された方が、家族と友人のみで葬式をあげてほしいといい遺した」といわれれば納得感があります。
葬儀に呼ばなかったことで後々の関係にしこりを残したくないなら、葬儀に呼ぶ方の基準を明確に考えて伝えましょう。
葬儀の後に伝える場合は謝罪と感謝をセットで伝える
逝去されたことを葬儀の後に伝える場合は、謝罪と感謝をセットで伝えます。
葬儀に招かれないどころか、知らないうちに葬儀が終わっていたとなると、ショックを受けてしまう方がいます。
葬儀前にお伝えできなかったことを詫び、生前お世話になった感謝を述べればトラブルに発展しにくくなるでしょう。
キリスト教の家族葬の人数も仏教式と同じ
ここまで宗教を限定せずに家族葬のマナーをお伝えしました。
「キリスト教の場合は例外があるのでは」と気にする方がいますが、家族葬の人数の目安はどの宗教でも同じです。
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