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葬儀のマナー

家族葬の平均所要時間は2〜6時間!時間短縮のコツも

2023.07.01

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「家族葬の所要時間はどのくらい?」

「家族葬は一般葬より短い時間で行える?」

「家族葬の告別式や火葬にかかる時間を知りたい」

このように悩んでいる方も多いでしょう。

家族葬は、通夜や精進落としを省けば所要時間が短くなります。

当記事では、家族葬の平均所要時間や時間短縮のコツ、キリスト教式の家族葬にかかる所要時間について解説します。

家族葬の平均所要時間は2〜6時間

家族葬の平均所要時間は2〜6時間!

家族葬の平均所要時間は、省略した場合は約2時間、一般葬と同じ流れなら約6時間程度です。

一般葬と同じ流れで行っても、参列者が少ないため焼香の時間が短縮され、一般葬より短く済みます。

通夜や精進落としは省略する場合も多いので、その場合は2〜3時間で終わります。

各行程のおおよその所要時間は以下のとおりです。

・通夜を行う場合は約2時間

・葬儀・告別式は1時間以内

・火葬は約1時間

・精進落としは約2時間

順番に見ていきます。

通夜を行う場合は約2時間

家族葬でも、基本的には一般葬と同じように通夜を行う流れになっています。

逝去された方との最後の夜を、親しい方々と共に過ごす通夜を行うことで、逝去された方の霊と残された方の気持ちを慰めます。

家族葬の通夜は一般葬のように夜通し行わず、読経や焼香に1時間、通夜振る舞いに1時間の合計2時間程度で済ませる場合が多めです。

ただし、家族葬を選択する方の中には通夜を不要と考える方も多いため、通夜を省略する一日葬で行うケースも増えています。

葬儀・告別式は1時間以内

家族葬の葬儀・告別式はあわせて1時間以内で終わる場合がほとんどです。

参列者が一般葬と比べて少ないため、焼香の時間が短縮できます。

たとえば、焼香時間が1人1分とすると、参列者の人数で以下のように所要時間が変わります。

・参列者10人の家族葬:10分

・参列者60人の一般葬:60分

一般葬は参列者を事前に確定できないため、所要時間を予測するのも難しいです。

参列者を限定している家族葬なら、葬儀の所要時間をあらかじめ予測でき、告別式以降のスケジュールを考えやすくなるメリットがあります。

火葬は約1時間

火葬にかかる時間は約1時間と、一般葬と変わりません。

火葬の所要時間はご遺体の大きさや火葬場の条件の違いで差が出るので、容易に短縮できるものではないためです。

逝去された方が丈夫で大きな身体をお持ちだった場合、約1時間半かかることもあります。

火葬場が公営なのか民営なのかによって、火葬にかかる時間が変わる場合もあります。

移動にかかる費用や時間を抑えたい場合は、親族のみ火葬場に移動する流れにすればある程度抑えることが可能です。

精進落としは約2時間

葬儀後に精進落としを行う場合は、食事に約2時間かかる想定で計画しましょう。

参加者が限られている分、移動や配膳に時間がかかりにくいですが、和食のコースを注文するなら2時間は所要時間を見積もりたいものです。

参加者を無駄に待たせたり急がせたりしてしまわないよう、葬儀や火葬にかかる時間から逆算してお店を予約しましょう。

なお、感染症対策を理由に精進落としを省くケースも増えているので、できるだけ簡潔に葬儀を済ませたい方は省略しても問題ありません。

家族葬は一日葬にすることで時間短縮できる

家族葬は一日葬にすることで時間短縮できる

家族葬は一日葬にすると大幅に時間短縮できます。

一日葬のポイントは以下のとおりです。

・一日葬は通夜を行わない

・一日葬は費用も抑えられる

負担の少なさから人気を集めている一日葬について、詳しく見ていきましょう。

一日葬は通夜を行わない

一日葬は通夜を行わない葬儀形式で、場合によっては精進落としも省きます。

通夜や精進落としを行わないことで、喪主や参列者の身体的・経済的負担を軽減できます。

そもそも通夜は逝去された方と関係のあった方々を全員集めて最後のお別れをする意味合いが強いものです。

一般の弔問客をもてなすのがメインになっていることも多々あります。

家族葬で本当に親しかった方のみ集めて最後のお別れをする告別式を行うなら、逝去された方をないがしろにしていることにはなりません。

通夜や精進落としを省いて負担を軽減する一日葬を、検討してみてもよいでしょう。

一日葬の流れを詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

一日葬の一般的な流れを知る

一日葬は費用も抑えられる

一日葬の費用相場は約50〜120万円で、一般葬の平均費用約200万円と比較すると半額以下で済む場合があります。

通夜にかかる費用は約30万〜50万円といわれているので、それを省くだけでかなり費用が抑えられます。

弔問客に気を遣う必要もなくなるので、できるだけ負担を減らしたくて家族葬を検討している方は一日葬がおすすめです。

家族葬の時間を最大限短縮したいなら火葬式(直葬)がおすすめ

 

家族葬の時間を最大限短縮したいなら火葬式(直葬)がおすすめ

家族葬を最も簡略化した形式に火葬式(直葬)があります。

文字通り火葬場で火葬するだけで、一番負担が少ない葬儀形式として注目を集めています。

火葬式のポイントは以下のとおりです。

・火葬式(直葬)は約1時間で終わる

・供花も香典も辞退するのが一般的

・法要も必要最低限しか行わない

究極の略式ともいえる火葬式について解説します。

火葬式(直葬)は約1時間で終わる

火葬式(直葬)は約1時間で終わるシンプルな葬儀形式で、ゼロ葬と呼ぶ場合もあります。

火葬場で逝去された方との最後のお別れを済ませた後、火葬してお骨をあげたら終了です。

お坊さんを呼んでお経をあげてもらう場合は約1時間半かかることもありますが、必ずしも読経が必要なわけではありません。

可能な限り簡略化したいなら、親族のみ数名集めて火葬するだけで葬儀を済ませる火葬式も検討の余地があります。

近年、その合理性から広まりつつある葬儀形式です。

供花も香典も辞退するのが一般的

火葬式を行う場合、供花も香典も辞退するのが一般的です。

火葬式では祭壇を設けないため、供花を飾るスペースが用意されていません。

香典は受け取っても問題ないですが、香典返しを用意する手間を考えて辞退する方が多めです。

香典は本来、葬儀費用の負担を分担する意味合いがあるので、負担が軽い火葬式では必要ないといえます。

基本的には供花や香典は辞退して、もし受け取ったら3分の1〜半額でお返しの品を用意しましょう。

法要も必要最低限しか行わない

火葬式を行うご遺族は、初七日や四十九日等の法事も大々的に行わない傾向にあります。

家族で予定を合わせ、お墓で納骨を済ませたら、食事の席も用意せずに解散するケースもあります。

火葬式を選択する方は、形式より逝去した方を思う心を重視している方がほとんどなので、お作法にこだわる必要はないと考えるためでしょう。

逝去された方が悲しまないよう配慮されているなら、ご遺族の負担を減らす方向で検討するのも問題ないといえます。

家族葬の所要時間は関係性によっても変わる

家族葬の所要時間は関係性によっても変わる

家族葬の所要時間は、以下のように関係性によっても大幅に変わるため要注意です。

・親族は丸1日必要

・友人・知人は葬儀・告別式のみの約1時間

・親族と同列に扱う友人は所要時間も長め

それぞれ具体的に見ていきましょう。

親族は丸1日必要

親族は受付から精進落としまで参加する場合がほとんどなので、丸1日予定を空けておいたほうがいいでしょう。

逝去された方と関係性が近いほど、喪主と一緒に参列者をもてなす役割を求められます。

家族葬は親しい関係性の方しか参列しない形式ですが、葬儀社の方に丸投げして成り立つものではありません。

葬儀の日は仕事や他の予定を入れないようにしましょう。

友人・知人は葬儀・告別式のみの約1時間

家族葬に招かれた友人や知人は、約1時間の葬儀・告別式のみ参列し、火葬場には同行しないことが多いです。

ご遺族の意向によっては火葬場や精進落としまで一緒に行くこともありますが、よほど親しい方以外は葬儀・告別式の時間だけでお別れとなります。

逝去された方との最後のお別れの機会をもらえたことに感謝しつつ、告別式が終わって霊柩車を見送ったら速やかに帰宅しましょう。

なお案内状を受け取ったものの、どこまで参加すれば良いか判断できない場合は、事前に喪主に確認しておくと当日迷わずに済みます。

親族と同列に扱う友人は所要時間も長め

基本的に友人・知人は葬儀・告別式のみの参列となりますが、家族と同等に扱っても差し支えないほど親しい友人は丸一日参加することもあります。

ご遺族の方に「精進落としまで参加してほしい」と求められたら、よほどの理由がない限り参加しましょう。

逝去された方が亡くなったからといって、ご遺族とのご縁が途切れるわけではありません。

家族と同じように大切に思ってくれることに感謝しつつ、心残りのないように逝去された方とお別れしましょう。

キリスト教式の所要時間も家族葬なら短縮できる

キリスト教式の所要時間も家族葬なら短縮できる

キリスト教式の家族葬は、以下の理由で所要時間が短めです。

・参列者が少ないため献花に時間がかからない

・キリスト教式はもともと通夜や精進落としがない

キリスト教式で家族葬を行うメリットについて具体的に見ていきます。

参列者が少ないため献花に時間がかからない

家族葬なら参列者が10〜30人程度なので、献花に時間がかからないメリットがあります。

仏教式の焼香時間が短縮されるのと同じ理由です。

焼香は読経中に行いますが、献花は全ての儀式が終わった一番最後に1人1人時間をかけて行うため、時間がかかりがちです。

献花する人数が少ないほど葬儀の時間を短縮できます。

キリスト教式はもともと通夜や精進落としがない

キリスト教式は通夜や精進落としがないので、所要時間が約1時間半と、仏教式より短めです。

日本の葬儀の風習に合わせて通夜や通夜振る舞いを行う場合もありますが、基本的にカトリックプロテスタントも通夜や食事を行う習慣がありません。

仏教式より時間も費用もかからないのがキリスト教式のメリットです。

より詳しくキリスト教式の葬儀の詳細を確認したい方は、次の記事を参考にしてみてください。

カトリックの葬儀をより詳しく知る

プロテスタントの葬儀をより詳しく知る

所要時間を短縮したいなら家族葬がおすすめ

所要時間を短縮したいなら家族葬がおすすめ

家族葬は一般葬より葬儀内容の自由度が高く、時間や費用を節約できるのがポイントです。

逝去された方に失礼のない範囲で葬儀の時間を短縮したいなら、通夜や食事を省いた形式を検討してみましょう。

費用を抑えつつ明るい雰囲気で逝去された方を見送りたいなら、キリスト教式の葬儀もおすすめです。

オーダーメイドの家族葬プランも用意しているので、気になる方は以下のページもご覧ください。

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