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葬儀のマナー

供花は連名で送っても問題ない?マナーも解説

2023.04.21

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「供花は連名でおくっても大丈夫かな」

「供花を連名でおくりたいとき、名前はどういう順番で並べればマナー違反にならない?」

このように悩んでいる方もいるでしょう。

供花を連名でおくりたいと考えても、いざ名前を書こうとすると、記載方法に問題ないか不安になってしまいますよね。

当記事では、供花を連名でおくる場合の記載マナーを、様々なシーンを想定して詳しく解説します。

供花は連名でも問題なくおくれる

供花は連名でも問題なく送れる

供花は連名でおくっても問題ありません。

ただし、連名でおくる場合は次の点に気をつけましょう。

・事前にご遺族からの承認を得る

・基本的には連名ではなく1人1基をおくる

・連名にする場合には札の並べ方に気をつける

それぞれ解説します。

事前にご遺族からの承認を得る

まず、供花をおくっても良いかご遺族に確認して承認を得ましょう。

仮に、火葬式に近い小規模の家族葬を行う予定で、供花を飾るスペースがないケースでは、相談なしに供花をおくってしまうとご遺族を困らせてしまいます。

また、逝去された方の宗教マナーをよく確認しないまま手配すると、キリスト教式に札を立てた菊入りの供花を用意してしまう等、ミスが発生してしまう可能性もあります。

供花の手配で迷ったら、一度ご遺族に確認を取るべきです。

基本的には連名ではなく1人1基をおくる

供花は基本的に1人1基おくるものです。

逝去された方へのお悔やみの気持ちを表す供花を1人1基ずつおくることでより気持ちが伝わるとされています。

ただし、参列者全員が1人1基おくろうと考えているとは限らないので、関係者の間で連絡を取り合って決めましょう。

事前に相談しないで供花を購入すると、自分は1人1基をおくる前提で手配していたら別の兄弟は連名でおくろうと考えていた等、すれ違いが発生してしまうことがあります。

きちんと相談した上で手配して、バランスを欠いた供花の出し方をして気まずい思いをすることのないようにしましょう。

連名にする場合には札の並べ方に気をつける

「関係者一同」でまとめずに、供花を連名で出す場合は札の並べ方に気をつけましょう。

一般的に2〜4名で連名にする場合が多いです。

原則として、逝去された方に関係が近い順や、肩書き、年齢順に右から並べます。

具体的には次の項目で説明するので、マナーを守って用意しましょう。

供花を連名で出す場合の名前の順番とは

供花を連名で出す場合の名前の順番とは

供花を連名で出す場合、名前の順番にも決まりがあります。

・兄弟の連名で出す場合

・夫婦の連名で出す場合

・兄弟以外の親族で連名で出す場合

・会社名や部署名等、法人の連名で出す場合

・友人同士の連名で出す場合

・外国籍の方が連名で出す場合

具体的に説明します。

兄弟間の連名で出す場合の札の並べ方

兄弟の連名で出す場合、年齢順に札を並べます。

仮に、三兄弟で出すとすると、右から順番に長男・次男・三男という順番です。

書ききれない場合や、他の参列者の供花との調和を図るために「兄弟一同」とまとめることもあります。

「兄弟」という言葉は姉や妹も含むので、姉妹がいる場合も「兄弟一同」の表記で問題ありませんが、姉妹のみの場合は「姉妹一同」という表記でも構いません。

札の表記については、間違えて依頼したとしても葬儀社で訂正してもらえるので、安心して任せましょう。

夫婦の連名で出す場合の札の並べ方

夫婦で札を出す際には、連名で出さず、夫の名前のみで出すことがあります。

それは、供花は個人ではなく家から送られるものだった時代に、家長である夫の名前のみ記したことが由来で、連名で書くと別居もしくは離婚しているという考え方があるからです。

しかし基本的に、夫婦で連名にしたい場合は「山田太郎 花子」と苗字の下に名前が並ぶように書けば、問題ないでしょう。

兄弟以外の親族で連名を出す場合の札の並べ方

親族同士の連名の場合「親戚一同」「甥姪一同」という具合にまとめることが多いです。

それぞれ名前を書く場合は、右から逝去された方と関係が近い順に書いていきます。

上下の区別がつきづらい場合は、五十音順で並べることもあります。

どうしても書き方で迷うときは、葬儀社の方に相談して、全体のバランスを見て決めるのが良いでしょう。

法人の連名で出す場合の札の書き方

法人の連名で書く場合の札の書き方も、基本的には右から肩書きや年次が上の人から順に並べます。

人数が多すぎて札に書ききれない場合は組織ごとに「一同」でまとめましょう。

法人名で出す際には、会社のイメージに関わるため、特にマナーに気をつけて出す必要があります。

以下の項目で、会社名や部署名でまとめて出す場合は正式名称で書くべきか、省略して書くか解説します。

・会社名で出す場合

会社名で出す場合は、基本的には「有限会社〇〇(一同)」と正式名称で書きましょう。

代表者から出す場合には「株式会社〇〇 代表取締役 〇〇」と書くこともあります。

ただし、会社名が長すぎるときは(株)(有)と省略しても、マナー違反にはなりません。

バランスがとりづらい名称のときは、省略すべきか、葬儀社の担当の方に相談してみることがおすすめです。

・部署名で出す場合

部署でまとめて送る場合「〇〇株式会社〇〇部一同」のように記載します。

基本的には正式名称で書きますが、どうしても長すぎて書ききれなかったりバランスが悪かったりする場合は、省略しましょう。

部署の全員が賛同しているわけではなく、一部の方で費用を負担しあって出しているなら「〇〇株式会社〇〇部 有志一同」という書き方もあります。

友人同士の連名で出す場合の札の書き方

友人同士で供花のお金を出し合った場合は、右が年上にしなければならない等、序列を気にする必要はありません。

好きな順番で並べて構いませんが、困ったら五十音順にするとスマートです。

8名までは並べて記載できますが、読みにくくなるので8名分並べるのは避けた方がいいでしょう。

代わりに「友人一同」とまとめるとすっきりします。

元サークル仲間等、団体が同じ人同士なら「〇〇サークル 友人一同」とも書けます。

「一同」でまとめた方々の個人名をご遺族に知らせたいなら、送り主の名前をリストにして供花と共におくりましょう。

連名でも一同でも、全員で話し合って納得できる方法にするのが一番です。

外国籍の方が連名で出す場合の札の書き方

アルファベット表記が正式名称の方は、カタカナ表記に直して記載することがあります。

というのも、供花の札は縦書きなので、横文字では書けないからです。

もし、外国籍の方に供花の手配を依頼されたら、カタカナ表記だとどのような記載になるのか、事前に確認してから注文すると安心です。

アルファベットで表記が可能かどうかも、葬儀社の担当の方に相談すると良いでしょう。

キリスト教式は連名で供花を出すことは可能?

キリスト教式は連名で供花を出すことは可能?

キリスト教式では、そもそも供花に名札を添える習慣がないため、連名で札を立てることもありません。

代わりに、式場の入り口付近に芳名版を設置して、参列者の名札を並べます。

仏教や神道の葬式では、供花はお悔やみの気持ちを表すもので、誰の気持ちを表しているか明らかにするために札を立てます。

しかし、キリスト教式の供花は逝去された方を華やかに装飾して送り出すものとされているため、そもそもの目的が違うのです。

キリスト教式の供花のマナーがわからずに迷ってしまう場合は、キリスト教専門葬儀会社の当社を頼っていただければ、ふさわしい供花を用意します。

キリスト教式の供花をC.S.Cに依頼する

供花を連名で出す場合の手配の仕方

供花を連名で出す場合の手配の仕方

供花の連名で出す場合の手配の仕方は次の3パターンあります。

・インターネットで購入する場合

・花屋さんで購入する場合

・葬儀社に依頼する

依頼の仕方を説明します。

インターネットで購入する場合

予算や届け先の住所等、基本情報がわかっていればインターネットで手配できます。

連名で出したい旨と名前の記載順を、不備がないよう気をつけて伝えます。

ただし、時期によってはインターネットで公開されている写真のイメージと少々異なるアレンジになることに注意しましょう。

インターネットで配達まで依頼したら、届け先の葬儀場やご遺族の方に供花がいつ頃届くか、情報共有しておくと後々トラブルになりにくいです。

花屋さんで購入する場合

供花は花屋さんでも購入できます。

よく利用する花屋さんにお願いしたいなら、供花の注文を受け付けているか確認しましょう。

供花にふさわしい花を用意していない、繁忙期ですぐに対応するのが難しい等の理由で断られる場合があります。

注文を受け付けてくれるようなら、具体的な予算と納期、連名で札に記載してほしいこと、配送までしてくれるなら葬儀の場所と日時も伝えます。

葬儀社に依頼する

供花を注文するなら、葬儀を担当する葬儀社に依頼するのが最も失敗の少ない方法です。

なぜなら、葬儀社ならご遺族が供花を受け付けているか、どんな供花が会場の雰囲気にふさわしいか、把握しているからです。

連名で供花を出すにあたって、今回の葬儀ではどのように記載すれば他の供花と馴染むか教えてくれます。

全体的なバランスまで考えて用意してくれるので、失敗したくないのであれば葬儀社にお願いしましょう。

供花を連名にするならトラブルが少ない葬儀社まで

供花を連名にするならトラブルが少ない葬儀社まで

供花を連名にするならトラブルが少ない葬儀社に頼るのが一番安全です。

ご遺族の要望を聞き葬儀全体を考えてサポートする葬儀社なら、他の参列者の方々との調和の取れる供花の札の記載方法を、バランスを考えて伝えてくれます。

仮に、ほとんどの参列者が供花を「一同」で用意する予定だとします。

友人同士で連名にするか迷って相談したときに、全体を把握している葬儀社に相談すれば、まとめて記載するほうが全体に馴染むとアドバイスしてもらえるでしょう。

このように、葬儀の準備で困ったら葬儀社に頼るのがおすすめです。

なお、キリスト教式ではそもそも供花に札を立てる習慣がないため、連名で記載した供花を用意してしまうと、ご遺族を困惑させてしまうかもしれません。

もし逝去された方の信仰宗教がキリスト教だった場合、当社にご相談いただければ、菊を使用しないキリスト教式の供花を用意します。

供花の手配をご希望の方は、以下のリンクから申し込んでください。

キリスト教スタイルの供花を注文する

 

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