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家族葬をおこなう場合の近所の方の対応
2023.09.27
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「家族葬をおこなうといわれたら、近所の人はどうすればいい?」
「家族葬だからと参列を断られたが、何らかの手段で弔意を示したい」
「家族葬をおこなうことになったら、近所の方への適切な対応は?」
このように悩んでいる方も多いでしょう。
一般葬なら近所の方も参列できますが、家族葬といわれると、慣れていない方はどのように対応すべきか迷ってしまいますよね。
本記事では、近所の方が家族葬をおこなう場合と、ご自身が家族葬をあげる場合のマナーを詳しく説明します。
キリスト教の葬儀社ならではの視点も交えて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
近所の方が家族葬をおこなった際のマナー
近所の方が家族葬をおこなう際のマナーを以下のとおり説明します。
・家族葬では香典や供花は基本的に辞退される
・葬儀に参列できるかどうかは案内による
・案内がなくても参列していいか一度だけなら聞いても良い
順番に説明します。
家族葬では香典や供花は基本的に辞退される
予算や手間の問題、スペースの問題など、理由は様々です。
たとえば、家族葬は費用が抑えられるから香典を受け取らないという方がいます。
香典は参列者が葬儀費用の一部を負担する意味合いがあります。
一般葬の相場が200万円程度なのに対し、家族葬は100万円程度であげられるため、香典で費用を負担してもらう必要がないと考え、香典辞退を申し出る人が多いです。
このように、家族葬では一般葬と常識が異なる場合があるため、通常の葬儀マナーを知っている方ほど注意が必要です。
葬儀に参列できるかどうかは案内による
葬儀に参列できるかどうかは案内の書き方によって判断できます。
たとえば、逝去された事実のみ記されていて「葬儀は近親者のみで執りおこないます」と書いてあったら、参列しないほうがいいでしょう。
逆に、葬儀の日時や当日の注意事項が書いてあれば参列したほうがいいです。
家族葬に参加すべきか迷ったら、以下の記事で判断基準を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
案内がなくても参列していいか一度だけなら聞いても良い
家族葬の詳細な案内を受け取っておらず、参加してもいいか判断できない場合は、一度だけならご遺族に確認しても失礼に当たりません。
当日会場に行って参列者に含まれていない予定だったとわかるよりいいでしょう。
「家族葬をおこなう予定であることを伺いましたが、私は参列していいでしょうか」と連絡すれば、よほどのことがない限り快く教えてもらえます。
参加していいかわからずモヤモヤしているなら、ご遺族に参加の可否を確認しておきましょう。
近所の方が家族葬をおこない香典を辞退された際の弔意を表す方法
近所の方が家族葬を選択し、香典を辞退することも多いでしょう。
その際の弔意を表す方法を以下のとおり紹介します。
・ご遺族のご意向を確認する
・供物を送る
・供物ののしと水引に注意する
・供花を送る
・弔電を送る
・後日弔問ができるようにお願いする
・何かしらの方法でお悔やみの言葉を送る
それぞれ解説していきます。
ご遺族のご意向を確認する
まずは、香典を受け付けているかどうか確認しましょう。
家族葬の場合は香典辞退を選択する方が多いものの、受け取る方もいます。
香典を受け付けているのに当日持参しなかったら、香典も持たずに葬儀に現れたマナー知らずの近隣住民になってしまいます。
香典を用意する前に、ご遺族が受け取る意向があるか確認しましょう。
家族葬の詳しい香典マナーはこちらの記事で紹介しています。
香典マナーに自信がない方は、復習がてらに見てみましょう。
供物を送る
香典を受け取っていない方には、供物を送ることで弔意を示せます。
供物とは、葬儀の際に祭壇に供えられる品で、宗教ごとに適切な品が異なります。
たとえば、キリスト教なら生花を詰めたバスケットフラワーが供物として主流です。
仏教なら、果物・お菓子の詰め合わせ・線香・ろうそく等がいいでしょう。
ただし、スペースの都合上、供物を受け付けていない葬儀もあるため確認が必要です。
供物ののしと水引に注意する
供物を用意する際は、のしと水引のマナーに注意しましょう。
葬儀では、お祝い事に使う「のし」ではなく「掛け紙」をして送るのがマナーとされています。
また、二度と繰り返すことのないようにとの願いを込めて、結び切りの水引を使います。
仏教や神道の葬儀に出席する方は、のしや水引を間違えて用意しないよう気をつけましょう。
なお、キリスト教の供物には掛け紙も水引も必要ありません。
供花を送る
香典を受け取ってもらえない代わりに供花で弔意を示す方法もあります。
香典を辞退される方は供花も受け付けていない方が多いですが、念のため送ってもいいか確認してみましょう。
供花は関係性によって適切な豪華さや種類が異なります。
近所の知り合い程度の関係なら、ご遺族の供花より目立つものを送るのは不適切です。
供花の費用相場や手配方法を紹介した記事があるので、詳細なマナーが気になる方は以下をご覧ください。
弔電を送る
香典も供花も辞退される方には、弔電を送ることを検討しましょう。
弔電ならスペースを取らない上にお返しも必要ないので、受け取る方がほとんどです。
シンプルなデザインなら1,000円程度の出費で済むため、経済的にも負担が少ない方法として好まれています。
ただし、逝去した方の宗教によって気をつけるべき忌み言葉が異なるため、注意しましょう。
弔電で気をつけるべきことは次の記事に書いてあるので、送る予定がある方は参考にしてみてください。
後日弔問ができるようにお願いする
葬儀に参加できなかったものの、どうしても逝去された方に最後のお別れの挨拶をしたいと考える方は、後日弔問ができるようご遺族の方にお願いしてみましょう。
ご遺族の方の都合も考える必要があるため、突然ご自宅に訪問するのはマナー違反です。
また、弔問してほしくないと考えるご遺族もいるため、どうしても遠慮される場合はあきらめましょう。
弔問の許可がもらえたら、供物や香典を持参していいか、併せて確認しておきます。
何かしらの方法でお悔やみの言葉を送る
弔意を示したいなら、お悔やみの言葉を記して送りましょう。
葬儀に間に合うなら弔電、葬儀後なら手紙が適切です。
弔電や手紙は、忌み言葉を避けて書きましょう。
とくに、キリスト教徒の方に送る手紙は、仏教の死生観に則って書くと不適切な文章になってしまうため要注意です。
キリスト教の死生観や忌み言葉を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみましょう。
カトリックはお悔やみの言葉を使わない?キリスト教の死生観を知る
ご自身が家族葬を行う際の近所の方へのマナー
最後に、ご自身が家族葬を行う際の近所の方へのマナーを、次のとおり紹介します。
・1件ずつ挨拶まわりするのはやめておく
・会葬辞退の案内を送る
・弔問の問い合わせなどには快く応じる
・香典辞退をする際には丁寧な言葉を使う
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1件ずつ挨拶まわりするのはやめておく
近所の方に1件ずつ挨拶まわりするのはやめておきましょう。
引っ越しの挨拶ではないため、誤解を招いて驚かせてしまいます。
葬儀後に挨拶まわりをするなら、以下の方々にしましょう。
・お坊さん、神職の方、神父または牧師
・葬儀を手伝ってくださった方
・逝去された方の恩人
・逝去された方の上司や同僚
家族葬に招かない近所の方には、逝去されたことを簡単に伝える程度で済ませておきます。
会葬辞退の案内を送る
家族葬に招く方以外には、葬儀への参列を辞退する案内を出しましょう。
一般葬であると勘違いされてしまったら、招いていない近所の方が参加してしまう恐れがあります。
「葬儀のご参列は故人の意思により、近親者のみで執りおこないますので、ご辞退いただけるようお願い申し上げます。誠に勝手ではございますが、御香典、御供花なども辞退いたします。」
このように書いて案内を送れば、参列を遠慮されていると近所の方も理解してくれるでしょう。
弔問の問い合わせなどには快く応じる
もし近所の方が葬儀の後に弔問したいと問い合わせてきたら、快く応じましょう。
今後も住み続ける土地で、近所の方の弔問を断って関係性を悪くするのは得策ではありません。
弔問の予定を決め、香典や供物に対する認識もすり合わせておきましょう。
弔問に来た方にはお茶をお出しするなど、最低限のマナーも事前に確認しておくと安心して迎えられます。
香典辞退をする際には丁寧な言葉を使う
香典辞退を伝える際には、丁寧な言葉で申し出ましょう。
丁重に断れば、近所の方もすんなり受け入れてくれるはずです。
たとえば「誠に勝手ながら、故人の遺志により香典は辞退させていただきます。お気持ちだけありがたく頂戴します」と伝えれば嫌な気はしません。
言葉1つで印象が大きく変わるので、気をつけて伝えましょう。
家族葬での近所の方の対応まとめ
今回は、家族葬を近所の方がおこなうパターンと、自身がおこなうパターンにわけて解説しました。
今後も付き合い続ける近所の方だからこそ、葬儀の際はマナーを守って丁寧に接する必要があります。
とくに、葬儀を主催する場合は気を回すことが多くて大変ですが、近所の方への配慮を忘れないように気をつけましょう。
キリスト教式の家族葬を検討されている方なら、当社にご依頼いただければ、スムーズに葬儀をあげられるようにキリスト教葬儀のプロが全力でサポートいたします。
30年以上ご遺族の方をサポートしてきた実績があるため、近所の方への対応はもちろん、当日の流れまで柔軟に対応できます。
逝去された方とご家族らしい葬儀をおこないたい方は、ぜひ一度ご相談ください。