葬儀のマナー
恥をかかない家族葬のマナーを立場別に解説
2023.06.05
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「家族葬のマナーは一般葬とは違う?」
「家族葬に参列しない場合のマナーを知りたい」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
家族葬は近年一般的になりつつある葬儀形式で、近年では半数以上の喪主の方々が家族葬を選択しているともいわれています。
そんな家族葬には、一般葬とは異なるマナーがあるため、通常の葬儀と同じように考えていたらマナー違反になってしまうことも。
当記事では、家族葬のマナーについて、ご遺族・参列者・参列しない関係者の立場に分けて解説します。
ご遺族が気をつけるべき家族葬のマナー
はじめにご遺族が気をつけるべき家族葬のマナーを説明します。
・参列者を選ぶ際はトラブルにならないように考える
・訃報か葬儀の案内かわかるように伝える
・供花・香典(御花料)を辞退する際は事前に知らせる
滞りなく葬儀をおこなうために、これらのポイントを1つずつ見ていきましょう。
参列者を選ぶ際はトラブルにならないように考える
参列者を選ぶ際はトラブルにならないように配慮して決めましょう。
家族葬は、逝去された方の親しかった友人まで招待できますが、基本的には親族を中心に少人数で行うものです。
親族に声をかけずに友人ばかり集めると、親族から不満の声が上がる可能性があります。
参列者を選ぶ際には明確な基準を設け、参列してもらわない方に対してきちんと理由を説明できるようにしておきましょう。
理由を添えて誤解が生じないよう説明すれば理解は得られるはずです。
参列者選びで迷ったら以下の記事も参考にしてみると良いでしょう。
訃報か葬儀の案内かわかるように伝える
関係者に連絡するときは、訃報か葬儀の案内かわかるように伝えましょう。
わかりづらい案内をすると、ただの訃報なのに連絡を受けた方が葬儀に参加してしまうというトラブルが発生する可能性があります。
具体的には、以下のように記載事項をわけると良いでしょう。
・家族葬に参列してほしい方→日時と場所を伝える
・家族葬にお呼びしない方→家族葬を行うため参列を控えてほしい旨を明記
このように、関係者にどうしてほしいか明確に伝わるよう工夫して、トラブルを未然に防ぎましょう。
供花・香典(御花料)を辞退する際は事前に知らせる
家族葬は多額の費用がかかるわけではなく、香典返しを用意する手間のほうが負担になると考える方がいるため、辞退する場合も多いです。
供花・香典を辞退する際は、関係者に事前に知らせるようにしましょう。
辞退する旨をはっきり示しておかなければ、よかれと思って用意してしまう方が出てきてしまいます。
供花を置くスペースがないと、葬儀社の方が扱いに困ってしまう上に、用意してくださった方に対しても失礼になってしまいます。
また香典を受け取る方と受け取らない方が出てきてしまうと不公平になってしまうので、辞退するなら全員にその旨を伝えておきましょう。
参列者が気をつけるべき家族葬のマナー
続いては、参列者が気をつけるべき家族葬のマナーを紹介します。
・訃報を受けたらまわりにいいふらさない
・供花・香典(御花料)を送る前にまず相談
・家族葬の服装は準喪服
一般葬とは異なるポイントがいくつかあるので、注意してください。
案内を受けたらまわりにいいふらさない
葬儀の案内を受けたら、逝去された方が亡くなったことを周囲にいいふらさないようにしましょう。
もしかしたら連絡を受けたのはあなただけで、他の方は知らされていないかもしれません。
ご遺族より先にお伝えしてしまったとなれば、ご遺族から直接知らされなかった方がショックを受けてしまいます。
共通の知人がいる場合は驚きのあまりその方に話してしまいがちですが、参列者が限られている家族葬は、招かれていない方もいることを念頭におきましょう。
どうしても話したい場合は、葬儀の際に顔を合わせた方と話せば問題ありません。
供花・香典(御花料)を用意する前にまず相談
葬儀の案内を受けたら供花や香典を用意しようと考える方もいますが、手配する前に一度ご遺族に相談しましょう。
家族葬の場合、供花や香典を辞退される方も多いです。
たとえば、会場のスペースが小さすぎて供花を置けなかったり、葬儀の開催費用が少額なため香典は要らないと考えていたりするケースがあります。
供花・香典を用意する前に、まずご遺族に用意していいか相談しましょう。
家族葬の服装は準喪服
家族葬に参列する際は、一般的に準喪服を着用します。
準喪服とは、以下のような喪服のことです。
・男性:光沢のないブラックスーツ
・女性:ブラックフォーマル
身内だけの葬儀だからといって、カジュアルすぎる服装で参列するのはマナー違反です。
葬儀の服装選びで迷ったら市販の喪服を着用しましょう。
家族葬の喪服についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
参列しない方が気をつけるべき家族葬のマナー
参列しない方が気をつけるべき家族葬のマナーは以下のとおりです。
・勝手に葬儀に参列しない
・供花や香典(御花料)・弔電を送る際は、まず相談する
・弔問に訪れる際も、事前にご遺族の許可を得る
逝去された方やご遺族の意向を尊重し、その上で行動することが大切です。
それぞれ見ていきましょう。
勝手に葬儀に参列しない
葬儀の日時や会場を知らされていないのに勝手に葬儀に参列しないようにしましょう。
逝去された方の訃報を聞いたからといって、無断で家族葬に参列すると、ご遺族の方が驚いてしまう可能性があります。
「葬儀は近親者のみで執り行います」という一文があったら、参列を辞退してほしいという意図が込められています。
家族葬は一般葬と違って誰でも参列できる葬儀ではありません。
予期せぬ参列者が現れると椅子や食事の数が足りなくなってしまいます。
どうしても案内からは葬儀に参列して良いか判断できなかった場合は、事前にご遺族に参列していいか確認しましょう。
供花・香典(御花料)・弔電を送る際は、まず相談する
葬儀に参列できないときは、せめて供花や香典、弔電を用意したいと考えるのは自然なことですが、手配する前に一度ご遺族に相談しましょう。
家族葬の場合、供花や香典を辞退される方が多いからです。
たとえば、会場のスペースが小さすぎて供花を置けなかったり、葬儀の開催費用が少額なため香典は要らないと考えていたりするケースがあります。
供花・香典を用意する前に、まずご遺族に用意していいか相談しましょう。
一方で、弔電は辞退されることが少ないので、用意しても問題なく送れます。
弔問に訪れる際も、事前にご遺族の許可を得る
後日、弔問に訪れる際も、事前にご遺族に相談するようにしましょう。
ご遺族によっては弔問も受け付けていない場合があります。
悲しみのあまり、ご遺族が弔問対応する余裕がないこともあります。
弔問を許可された場合は、葬儀が終わった1週間後程度〜四十九日より前に伺うのが一般的です。
また、香典を渡したい方はそれも事前に相談してください。
香典は遠慮するが供物や供花なら受け入れる方もいるので、認識違いがないようにすり合わせておくことが大切です。
家族葬のマナーに関するよくある質問
ここからは家族葬のマナーに関するよくある質問にお答えします。
・「葬儀は近親者のみで執り行います」は、葬儀に参列すべきでしょうか?
・参列しない場合、お悔やみの電話はいつするのが適切ですか?
・家族ではないですが、会食の誘いは受けても問題ないですか?
順番に見ていきましょう。
「葬儀は近親者のみで執り行います」は、葬儀に参列すべきでしょうか?
案内に「葬儀は近親者のみで執り行います」と記載されていた場合は、基本的に参列すべきではありません。
「近親者」の中に含まれている方には、葬儀の日時や会場等の詳細情報まで知らされているはずです。
それらが記載されていない場合は、参列を辞退してほしいという意思の表れです。
もし、知り合い伝手に葬儀の日時を知ったとしても、参列は控えましょう。
なお、どうしても参列しても良いか判断できない文面だったときは、ご遺族の方に直接確認してみましょう。
参列しない場合、お悔やみの電話はいつするのが適切ですか?
お悔やみの電話をしたい場合は葬儀の1週間後以降が望ましいです。
葬儀の前や通夜・告別式の当日は、喪主は多忙すぎて電話を受ける余裕がありません。
葬儀社の方との打ち合わせや、遺影選び、遺品整理等やるべきことが山積みです。
どうしても電話でお悔やみの言葉を伝えたい場合はご遺族の状況に配慮して行うのがマナーです。
訃報を受けた直後などに長電話をするのはやめましょう。
家族ではないですが、会食の誘いは受けても問題ないですか?
ご遺族の方から葬儀後の会食の誘いがあったなら、なるべく出席しましょう。
声をかけられたということは、家族同然に思われているので、最後の会食にもぜひ参加してほしいと思われています。
家族ではないからと遠慮して帰宅する必要はないので、ご遺族の方と逝去された方との思い出話に花を咲かせましょう。
ただし、長居しすぎるとご遺族の負担になってしまう場合があるので、適当なところで切り上げて帰ります。
家族葬のマナーを知って適切な振る舞いを
家族葬ならではの注意すべきマナーを紹介しました。
一般葬とは違って家族葬は、参列者が限られていることと規模が小さいことが特徴的です。
大々的におこなわないからこそ、壮大な葬儀をおこなっていた方からすると不思議に思われるマナーがあります。
家族葬のマナーを知って適切な振る舞いをするよう心がけましょう。
なお、今回は宗教を限定せずに解説しましたが、家族葬で気をつけるべきことは仏教式でもキリスト教式でもあまり違いはありません。
ただし、キリスト教の葬儀のマナーは仏教や神道とは大きく異なります。
キリスト教式で葬儀を行いたいけれどわからないことが多すぎて不安な方は、当社にご相談ください。
ご遺族のご希望を叶えるため、精一杯お力添えいたします。