葬儀のマナー
家族葬の割合は上昇中!ポイントは選択と集中
2023.09.26
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「最近は家族葬の割合が増えているって本当?」
「家族葬の割合は何%くらい?」
「日本の葬儀の傾向を知りたい」
このように悩んでいる方も多いでしょう。
世界的に感染症対策が話題になった2020年以降、家族葬を選ばれる方の割合は増加傾向にあります。
当記事では、一般葬や家族葬の割合から、特徴・費用の比較、家族葬を選択する際の注意点まで詳しく説明します。
キリスト教葬儀社としての実例も交えて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
家族葬の割合は近年上昇傾向に!
感染症対策をきっかけに、家族葬を選択される方の割合は近年上昇傾向にあります。
具体的には以下のような傾向です。
・最も割合が多いのは一般葬の50%
・家族葬は近年上昇していて40%程度ある
・火葬式(直葬)の割合も近年上昇
詳しく見ていきましょう。
最も割合が多いのは一般葬の50%
最も割合が多いのは一般葬で、葬儀を上げる方の約50%が選択しています。
一般葬は、逝去された方と生前関係があった方をみんな招いておこなう葬儀形式です。
家族ぐるみでお付き合いがあった方以外にも、逝去された方の仕事関係者や趣味のサークル仲間など、幅広く声をかけるため大人数になりがちです。
ご遺族とは面識のない方がご来場されることも多いため、マナーやおもてなしが重視される傾向にあります。
はじめて喪主をつとめるなど、葬儀の準備の進め方に不安がある方は、当社によく寄せられる質問をまとめたので参考にしてみてください。
家族葬は近年上昇していて40%程度ある
近年は家族葬を選択される方も増えており、現在は40%程度の方が選ばれているといわれています。
家族葬は参列者を事前にご遺族側が決められるので、親しい方のみ招いて少人数でおこなうことが可能です。
とくに、たくさんの人が集まるのが良しとされない環境下では家族葬がいいと考える方が増え、2020年以降は一気に広まりました。
都心部の方は、逝去された方が有名な方でも家族葬を選択する傾向があります。
家族葬を検討するために流れを詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
火葬式(直葬)の割合も近年上昇
火葬式(直葬)の割合も上昇傾向にあります。
2022年には全体の1割程度を占めていたというデータがあります。
火葬式(直葬)とは、葬儀や告別式等の宗教的な儀式をすべて省いた、火葬のみの葬儀です。
以前は火葬式だけだと逝去された方を軽んじている印象がある、として選ばれにくかった形式ですが、最近は感染症対策として選択する方が増えました。
お墓に埋葬しないゼロ葬を選択する方も増え、日本における葬式の考え方が変わってきたといえます。
火葬式・ゼロ葬の流れや背景を記した記事があるので、気になる方は見てみてください。
家族葬の割合の他に気になる統計データを調査
家族葬の割合の他にも気になる統計データを調査してみました。
具体的には以下の3本立てでお伝えします。
・葬儀件数の推移は増加傾向にある
・家族葬やゼロ葬が増加傾向にある理由
・葬儀の規模は縮小傾向にあり
順番に見ていきましょう。
葬儀件数の推移は増加傾向にある
葬儀件数は増加傾向にあります。
経済産業省の統計によると、2020年度から2021年度かけて30万件以上増加しています。
日本の高齢化の加速により、葬儀件数は増える一方です。
現在は団塊の世代が後期高齢者に差し掛かってきているので、ますます葬儀社の需要が高まる見込みです。
1件あたりの費用は少なくなっていっていますが、葬儀を挙げる方は増えているため、業界全体としてはいい傾向にあるといえるでしょう。
家族葬やゼロ葬が増加傾向にある理由
家族葬やゼロ葬といった規模の小さい葬儀が増加傾向にある一番の理由は、ご遺族の身体的・経済的な負担を軽減したいことが挙げられます。
葬儀を縮小・簡略化することで、時間短縮や費用の削減につながります。
近年は感染症対策を理由に、葬儀の規模を縮小しても非難されにくい時代になりました。
感染症対策は緩和されましたが、ご遺族・参列者どちらにとってもメリットが多い家族葬やゼロ葬は、今後ますます一般的になっていくでしょう。
葬儀の規模は縮小傾向にあり
先ほども述べたとおり、葬儀の規模は縮小傾向にあります。
葬儀の規模を縮小することで、大規模な一般葬をおこなうのが経済的に厳しいと感じる方でも葬儀を挙げられます。
たとえば、コロナ禍で事業が煽りを受けて売り上げ規模が下がってしまったときに葬儀を挙げる必要が出てきた方に喜ばれたのが、家族葬やゼロ葬です。
経済的には問題ない方でも、面識のない方に気を遣う必要がない家族葬を選択されるケースが増えています。
このように、家族葬は経済的・身体的な負担を軽減できるとして多くの方に選ばれています。
家族葬と一般葬を比較してみよう
ここでは、具体的に家族葬と一般葬を比較してみます。
・家族葬と一般葬の特徴を比較
・家族葬と一般葬の費用を比較
以上の2点を詳しく見ていきましょう。
家族葬と一般葬の特徴を比較
まずは家族葬と一般葬の特徴を比較してみます。
具体的には、規模の大きさが違うことが明確な違いとして挙げられます。
それぞれ特徴を見ていきましょう。
・家族葬の特徴
家族葬の規模は10〜30人程度とされています。
参列者は事前にご遺族が指名し、招かれなかった方が参列するのはマナー違反です。
基本的には2〜3親等の親族を招いて葬儀をおこなうものとされています。
ただし、逝去された方の友人を優先的に呼んでも問題ありません。
家族葬に招く方の決め方や、招かなかった方に対するマナーを詳細に解説した記事があるので、こちらも読んでみてください。
・一般葬の特徴
一般葬は逝去された方の関係者を全員招いておこなうのが特徴的です。
参列者は指定せず、近所の方や会社関係者まで幅広く参列してもらいます。
逝去された方のお知り合いが多い場合は100〜200人程度が参列するケースもあり、ご遺族の方は参列者対応に追われることも。
生前お世話になった方々に等しくお別れの場を設けられるメリットがありますが、大勢の人を招く葬儀に抵抗感がある方には家族葬が好まれます。
家族葬と一般葬の費用を比較
続いて費用面で家族葬と一般葬を比較してみましょう。
家族葬は参列者が限られていることから、一般葬より出費が抑えられる傾向にあります。
具体的な金額を見ていきましょう。
・家族葬の費用
家族葬の費用は80〜150万円程度とされています。
通夜や精進落としを省くことで、さらに費用が抑えられます。
また、キリスト教の葬儀は仏教式より安くなる傾向があるため、当社では50万円程度でおこなった実績もあります。
家族葬の費用を抑えるポイントは次の記事に記してあるので、興味がある方は読んでみてください。
・一般葬の費用
一般葬の相場は200万円程度といわれています。
200人以上参列する大規模な葬儀では400万円以上になるケースもあります。
家族葬と違って参列者の人数が事前にわからないので、正確な費用を見積もりにくいのが一般葬です。
なお、葬儀費用を誰が負担すべきか親族間で議論になった場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
家族葬をしたいと思ったら考える注意点
家族葬をしたいと思ったら考えるべき注意点を3つお伝えします。
・お別れに対して悔いがないようにする
・家族葬の形式は自由である
・費用の配分が一番大切
それぞれ解説します。
お別れに対して悔いがないようにする
家族葬を選択すると、参列者を事前に決定する都合上、どうしても最後のお別れに立ち会えない関係者がでてきてしまいます。
参列できなかった方に悔いが残ってしまっては、後々の付き合いに支障がでてしまう可能性があります。
どうしても家族葬にしたいなら、葬儀に呼ばなかった方にも誠実に対応し、理解してもらいましょう。
家族葬にすることで想定されるトラブルを事前に知って回避したい方はこちらの記事も読んでおきましょう。
家族葬の形式は自由である
家族葬は一般葬より自由な葬儀形式です。
必ずしも通夜をおこなう必要はありませんし、供花を飾る・飾らないも自由に決められます。
たとえば、当社では逝去された方とご遺族らしい最後の時間を、ということで教会ではなくご自宅で葬儀をおこなった例があります。
具体的にどんな流れでいくらかかったか、以下のページで紹介しているため、気になったら目を通してみてください。
費用の配分が一番大切
家族葬をおこなう上で大切なのは、費用の配分です。
何が必要で誰に参列してもらいたいか、よく考えて必要なところにお金を使いましょう。
仮に、負担の少ない葬儀にすることを優先事項にするとします。
負担を少なくするために通夜を省いたり、香典返しの手間をなくすために香典を辞退したりすれば、必要最低限の費用と労力で葬儀を挙げられます。
具体的に何を優先するか、削減できるポイントはあるか、ご家族や葬儀社の担当者とよく話し合いましょう。
家族葬の割合まとめ
今回は、家族葬を選択されるご遺族の割合が増えている話をしました。
葬儀で大切なのは、逝去された方とご遺族らしい、悔いのないお別れをすることです。
まわりの意見を取り入れることも大切ですが、世間の常識や固定観念に惑わされることなく、納得できる葬儀にすることを優先しましょう。
なお、当社は逝去された方とご遺族が満足されるよう最大限配慮するキリスト教式を、オーダーメイド形式で提供しています。
キリスト教式が気になる方、信者でなくても挙げて良いのか確認したい方はぜひ以下のフォームからお問い合わせください。