葬儀のマナー
家族葬に参列するかの判断基準やマナーを紹介
2023.08.14
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「家族葬を行うといわれたけれど、友人の立場で参加していいか迷う」
「家族葬に初めて参加するため、最低限のマナーを知りたい」
「キリスト教式の家族葬に参加することになったが、マナーがわからない」
このように悩んでいませんか?
家族葬は一般葬とはマナーが異なる場合があるため、事前に確認すべきことがいくつもあります。
当記事では、案内を受け取った際に参列すべきかの判断基準から、参列する場合・参列しない場合のマナーまで解説します。
家族葬に参列すべきかの判断基準
家族葬に参列すべきかの判断基準は以下のとおりです。
・詳細日時が書かれた葬儀案内が届いたら参加する
・「近親者のみで執り行います」とあったら参加しない
・どうしても判断できない場合は喪主に聞く
詳しく説明します。
詳細日時が書かれた葬儀案内が届いたら参加する
参列者の葬儀案内状には逝去された旨だけでなく、葬儀の会場や開催日時が記されています。
家族葬という呼び名ですが、友人・知人の立場でもご遺族が参列してほしいと考えた場合は招待される場合があります。
特に、逝去された方と家族同然の深い付き合いをしていた友人は葬儀に参加してほしいと考える方が多いでしょう。
葬儀の詳細がわかる案内を受け取ったら、病気等のやむを得ない理由がある方以外は参加するのがマナーです。
「近親者のみで執り行います」とあったら参加しない
訃報を受け取った際に「葬儀は近親者のみで執り行います」という一文があったら参加しないようにしましょう。
家族葬は一般葬のように、誰でも参列して良いものではありません。
ご遺族の方が参列者を事前に決めて、食事や席を人数分用意しているため、想定外の方が来てしまうと困ってしまいます。
葬儀の詳細情報が記されていない場合、葬儀案内ではなく訃報である可能性が高いので、詳細情報を手に入れて参加するのはマナー違反です。
葬儀には参加せず、後日弔問の予定を取り付けてご自宅を訪問しましょう。
どうしても判断できない場合は喪主に聞く
上記の判断基準に照らし合わせても参列していいかわからない場合は、喪主の方に直接聞きましょう。
事前に認識を擦り合わせることでトラブルを防げます。
仮に、喪主の方は招待したつもりで席を用意していたのに、案内を受け取った側は「近親者」ではないため参加を控えようと考えたとしましょう。
この場合、当日参列者が現れないことで喪主の方は不安な気持ちになってしまうでしょう。
食事を用意していた場合は、1名分余りが発生してしまいます。
認識の違いによるトラブルを防ぐため、大事なことは事前に確認しましょう。
家族葬に参列する際のマナー
家族葬に参列する際のマナーは以下のとおりです。
・葬儀の日時や詳細情報を知人に話さない
・友人や知人は葬儀・告別式までの参加が一般的
・服装は準喪服
・香典や供花は手配する前に確認する
・大きすぎる供花は避ける
・焼香や献花は喪主やご遺族から
・忌み言葉は宗教ごとに違うので注意
順番に見ていきましょう。
葬儀の日時や詳細情報を知人に話さない
葬儀案内を受け取った方は、葬儀の日時や会場等の詳細情報を共通の知人に広めないようにしましょう。
家族葬に招かれる方は限られているため、共通の知人が全員招かれているとは限りません。
万が一家族葬に招かれていない方に葬儀の話をして、当日想定外の参列者が出た場合、喪主の方も葬儀社のスタッフも困ってしまいます。
また、知人の中にはまだ逝去された方の訃報を受けていない方がいる可能性があります。
ご遺族ではなく第三者から間接的に訃報を知らされると、ご遺族から直接知らされなかった分、余計にショックです。
共通の知人が全員同じように訃報を受け取っているとは限らないため、葬儀の詳細情報をうかつに話さないよう気をつけましょう。
友人や知人は葬儀・告別式までの参加が一般的
葬儀当日は、友人や知人は葬儀・告別式までの参加が一般的です。
ご遺族の要望があった場合のみ、火葬式や精進落としまで同行します。
火葬場までの移動や精進落としには席に限りがあり、想定外の方を座らせるスペースは用意されていません。
家族葬に招かれたら、友人や知人は告別式まで参加し、出棺を見送って解散するものと心得ておきましょう。
服装は準喪服
家族葬の服装は準喪服が一般的とされています。
準喪服とは、フォーマルウェア売り場に置かれている喪服です。
家族葬というと身内のみの小さな葬儀なので、カジュアルな服装でもいいと考えがちですが、ブラックフォーマルやブラックスーツ等の喪服を着るのがマナーだと覚えておきましょう。
家族葬の服装マナーについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
香典や供花は手配する前に確認する
香典や供花を受け取る予定か、喪主の方に確認してから手配しましょう。
家族葬では、香典や供花を辞退する方が多いため、良かれと思って用意したのに受け取ってもらえないトラブルもあります。
供花を飾るスペースはないが、弔電なら受け取る方もいます。
香典や供花を送りたい方は、手配しても良いかご遺族に確認してから用意しましょう。
大きすぎる供花は避ける
供花を用意する場合は、大きすぎる供花は避けましょう。
家族葬は小規模な葬儀なので、大きな供花を飾るスペースが用意されていないケースが多いです。
一般葬のように豪華にしようと1対(2基)用意してしまうと、他の方の供花を飾るスペースがなくなってしまいます。
家族葬用の供花は大きすぎないものを用意しましょう。
なお、家族葬の供花のマナーを詳細に知りたい方は以下の記事をご覧ください。
焼香や献花は喪主やご遺族から
焼香や献花は、一般葬と同じく、逝去された方と関係性が近い順に行います。
一般的には以下のような順番で行います。
・喪主
・ご遺族
・親族
・会社の関係者
・友人や知人
当日の席順も前から関係性が近い順に並ぶため、席順に焼香や献花を行うものと思っておけば問題ありません。
忌み言葉は宗教ごとに違うので注意
忌み言葉は宗教ごとに違うため注意しましょう。
お悔やみの言葉は宗教ごとの死生観を反映しています。
たとえば、仏教式でよく用いられる「ご冥福をお祈りします」という挨拶は、神道では忌み言葉とされています。
神道の宗教観では、逝去された方は一族の守護神になるとされているためです。
葬儀に参加する際は、宗教ごとの忌み言葉に気をつけた言葉選びを心がけましょう。
家族葬に参列しない場合のマナー
続いて家族葬に参列しない場合のマナーを紹介します。
・葬儀に供花や弔電を送っていいか確認する
・葬儀の3日〜49日後に弔問する
・供花や香典については要確認
それぞれ説明します。
葬儀に供花や弔電を送っていいか確認する
家族葬に参列できないため、せめて供花や弔電を送りたいと考えている方は、手配する前に喪主の方に確認しましょう。
ご遺族の方針によっては、供花を受け取らないと決めている場合があります。
弔電はスペースを取らず、お礼のマナーも込み入ったものがないため、辞退されることはほとんどありません。
しかし、中には弔電も受け取らないと決めている方がいるため、事前に確認しておいたほうが無難です。
葬儀の3日〜49日後に弔問する
ご自宅に弔問するなら、葬儀の3日〜49日後を目安に予定を決めましょう。
葬儀を終えて、次の法事までの間ならご遺族の方もひと息つける頃だからです。
ただし、49日後というのはあくまで仏教式の場合の話です。
宗教によっては30日後に法事があるため、被らないように注意しましょう。
供花や香典については要確認
葬儀ではなく弔問する際に供花や香典を持参したいと考える方もいますが、事前にご遺族に確認すべきです。
供花や香典は受け取らないと決めている方もいるため、受け取ってもらえない可能性があります。
たとえば、相談なしに大きな供花を持参すると、飾るスペースがなくてご遺族の方を困らせてしまう場合があります。
供花や香典はご遺族によって方針が違うため、急に持参して困らせないように気をつけましょう。
キリスト教式の家族葬に参列する際に気をつけるべきこと3選
キリスト教葬儀社の観点から、仏式に慣れている方がキリスト教式の家族葬に参列する際に気をつけるべき3つの注意点をお伝えします。
・明るい雰囲気で逝去された方を見送る
・お悔やみの言葉を使わない
・献花マナーを知っておく
具体的に見ていきます。
明るい雰囲気で逝去された方を見送る
キリスト教式の葬儀は、死を悲しむのではなく、祝福するような明るい雰囲気で行います。
キリスト教の死生観では、逝去された方は地上での罪を許され、神の御許に召されるとされているため、死はむしろ喜ばしいことです。
仏教のように悲しい雰囲気を漂わせるのは、逝去された方の新たな門出にふさわしくないため、やめましょう。
次の項目ではキリスト教式で気をつけるべき言葉づかいを解説します。
お悔やみの言葉を使わない
キリスト教式では、お悔やみの言葉を使わないよう気をつけましょう。
お悔やみの言葉ではなく、キリスト教式は門出を祝う言葉や、今世で巡り会えた感謝を述べるのがふさわしいとされています。
「ご愁傷様です」等の挨拶は、キリスト教式においては忌み言葉とされているため、口にしないよう注意しましょう。
キリスト教の葬儀で使う言葉をもっと知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
献花マナーを知っておく
献花とは、葬儀の参列者が花を1本ずつ献花台に供える儀式です。
仏式の葬儀の「焼香」にあたる儀式です。
献花はご遺族の方と同じように行えば問題ありません。
詳しい献花のマナーや流れを見たい方は、次をご覧ください。
キリスト教の家族葬に参列する際は特に忌み言葉に注意
逝去された方がキリスト教徒の場合、家族葬に参列される方は間違えて仏式の挨拶を口にしてしまわないよう気をつけましょう。
逝去された方の死を悲しむのは問題ありませんが、仏式の考え方を持ち込みすぎると葬儀の雰囲気を悪くしてしまう恐れがあります。
キリスト教式の家族葬について詳しく知りたい方は、キリスト教式の専門葬儀社である当社にご相談ください。
キリスト教式が初めての方でも問題なく葬儀を済ませられるようサポートします。