葬儀のマナー
家族葬はどこまで呼ぶ?
2023.05.30
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「家族葬はどこまで呼んでいいの?」
「親族を呼ばないで親しい友人を集めるのはあり?」
このように悩んでいる方も多いでしょう。
家族葬という言葉を文字通り解釈すると、生計を共にしていた方や血縁者しか参列できないのかと思ってしまいます。
当記事では、家族葬はどの範囲まで参列していいかと、呼ばない方に対するマナー、呼ばれなかった場合のマナーまでお伝えします。
家族葬はどこまで呼べる?定義を確認しよう
家族葬は近年一般的になりつつある葬儀の形式です。
感染症対策を理由に、小規模かつシンプルな家族葬を選択する方が約50%を占めるようになりました。
ここでは、家族葬の定義を以下のとおりとします。
・親しい関係者のみで行う葬儀
・参列者は数名〜20名程度
それぞれ具体的に説明します。
親しい関係者のみで行う葬儀
家族葬とは、逝去された方の親しかった方々を集めて行う葬儀です。
家族葬という言葉からは、親族しか参列できない葬儀が連想されますが、実際には近所の方や特に仲の良かった友人まで含めて大丈夫です。
一般的に会社関係者の方は、逝去された方と近しい関係性であれば呼びますが、仕事だけの関係であれば訃報のみにとどめます。
参列者は数名〜20名
家族葬の参列者の人数に厳密な決まりはありませんが、葬儀社のプランでは数名〜20名程度の規模感の葬儀を家族葬ということが多いです。
逝去された方と親しい関係性だった方に限ると、大抵この規模になります。
50名程集めて家族葬と呼んでも間違いではありませんが、参列者が少ないほうが費用を抑えられるという家族葬のメリットが生かされます。
なお、身内ばかりの葬儀なのでかっちりした喪服でなくても大丈夫では?と考えている方は以下の記事をご覧ください。
家族葬でどこまで呼んだ?規模感の例
家族葬は、どこまで呼ぶか迷ってしまうでしょう。
実際に家族葬を執り行った方がどこまで何人呼んでいるか、詳しく紹介します。
1.逝去された方と同居されていたご家族数名
2.逝去された方のご兄弟まで含めた約10名
3.逝去された方の従兄弟や甥姪御様まで約20名
4.逝去された方の親しい友人まで含む20名超の参列者
例を順番に見ていきましょう。
1.逝去された方と同居されていたご家族数名
逝去された方のご家族で数名前後の人数で行うと、まさに家族葬と呼びたくなるこぢんまりとした葬儀になります。
参列される方は、逝去された方の配偶者の方とお子さん家族で10名程度になることが多いです。
逝去された方と一番長い時間を一緒に過ごしたご家族だけで最後のお別れをしたい方が、この規模感で挙げられます。
2.逝去された方のご兄弟まで含めた約10名
同居されていたご家族に加え、逝去された方のご兄弟まで声をかけると約10名になる場合が多いです。
ご兄弟が高齢でどうしても参列できない等の理由がない限り、お知らせして参列いただくのが一般的です。
3.逝去された方の従兄弟や甥姪まで約20名
声をかける親族の範囲を従兄弟や甥姪まで広げると、家族葬としては大きめな規模になってきます。
逝去された方との関係を考慮して、葬儀に参列してもらうべきだと判断したら、案内状を送りましょう。
年に一度は顔を合わせるような関係性で「親戚」といってパッと顔が思い浮かぶ方なら、参列してもらったほうがいいかもしれません。
4.逝去された方の親しい友人まで含む20名超の参列者
逝去された方と生前親しくしていた友人を呼んでも家族葬といえます。
血縁関係ではなく生前の関係性の近さを優先して参列者を決めたい場合は、少し遠い親戚は呼ばないという選択肢もあります。
どのようなメンバーでお見送りしたいかは、基本的に喪主に決定権があるので、後々悔いが残らないようによく考えて決めましょう。
家族葬でどこまで呼ぶかの範囲に親戚を含めない場合の注意点
家族葬には親しい友人を呼んで、疎遠になっている親戚は呼びたくないと考える方もいます。
親戚を呼ばないのもありですが、その場合は後々トラブルにならないよう、以下の点に注意しましょう。
・訃報を伝える際に参列を断る連絡をする
・葬儀に呼ばないことについて理解を得る
それぞれ説明します。
訃報を伝える際に参列を断る連絡をする
葬儀前に訃報をお伝えする際に、葬儀は家族だけで行うと伝えましょう。
訃報を受けたら葬儀に参列するもの、と思われてしまうと、本来呼ぶ予定のなかった方が葬儀の日取りを聞いて列席するというトラブルが発生しかねません。
家族葬はあらかじめ参列者を決めて席や食事を用意するので、出席予定のない方が現れると喪主も葬儀社のスタッフも困ってしまいます。
あくまで訃報をお伝えする連絡であり、葬儀は親しかった家族のみで行うこと、むやみに情報を広めないことを了承していただきましょう。
葬儀に呼ばないことについて理解を得る
訃報をお伝えする際に、親族なのに葬儀には参列してもらわないことについて、理由を説明できるようにしておきましょう。
逝去された方のご遺志である等、理由を添えて誤解が生じないよう説明すれば理解を得られるはずです。
親族ならば葬儀には参列するもの、と考えている方もいるため、電話や書面で丁寧に伝えることが大切です。
家族葬でどこまで呼ぶかの範囲に含まない関係者に対するマナー
家族葬に呼ばなかった関係者にも失礼のないように、以下の点に気をつけて対応しましょう。
・呼ばない理由を説明できるよう明確な判断基準を持つ
・訃報か案内か明確にわかるように知らせる
・後日伝える際は感謝の言葉も忘れずに
1つずつ確認します。
呼ばない理由を説明できるよう明確な判断基準を持つ
葬儀の参列者を選ぶ明確な基準を持っておくと、関係者なのに葬儀に呼ばないと決めた方に納得してもらえる説明ができます。
たとえば、生前に同居していた家族+毎月顔を合わせていた方しか呼ばないと決めておけば、何年も会っていなかった親族に説明する際に理由を説明しやすいでしょう。
曖昧な基準だと、葬儀に呼ばれなかった方が不満に思ってしまう可能性があるため、明確に線引きするのがポイントです。
訃報か案内か明確にわかるように知らせる
連絡する際にただの訃報か、葬儀に参列してほしいのか、明確にわかるように知らせましょう。
連絡した側は訃報をお知らせしただけなのに、知らされた側は葬儀に参列するつもりでいると、トラブルに発展してしまいます。
訃報のみの方には、葬儀は家族だけで行うため参列は遠慮してほしい旨を明確に伝えましょう。
参列してほしい方には葬儀案内を送り、日時や場所等の詳細情報の伝え漏れがないよう配慮します。
後日伝える際は感謝の言葉も忘れずに
参列してほしい方以外には、葬儀前に訃報を伝えない方法もあります。
事前に知らせなければ、列席を想定していない親族が参列してしまうことは基本的になくなるでしょう。
しかし、後日伝えた際に、呼ばれなかった方が「なぜ教えてもらえなかったのか」とショックを受けてしまうことが想定されます。
葬儀を家族のみで行った理由を説明し、生前お世話になったことに対する感謝を伝えれば、納得してもらえるでしょう。
家族葬でどこまで呼ぶかの範囲に含まれなかったら
お知り合いが家族葬を選択した際に、参列者として呼ばれなかった関係者のマナーをお伝えします。
・案内が届かなかったら参列しない
・家族葬と言われたら無闇にいいふらさない
・弔電を送るくらいなら問題ない
・後日知ったら弔問の打診をする
順番に見ていきます。
案内が届かなかったら参列しない
訃報を受けても、参列してほしい旨を明確に伝えられなかったり、葬儀の詳細な案内が届かなかったりする場合は参列しないようにしましょう。
どうしても参列していいか判断できない場合は、喪主の方に連絡し、参列していいか聞いてみるのも1つの手です。
最後のお別れにひと目会いたい気持ちがあっても、基本的にはご遺族の気持ちを優先しましょう。
どうしてもお別れの挨拶をしたい方は、後日弔問するくらいなら許可を得やすいはずです。
家族葬といわれたら無闇にいいふらさない
「家族葬で行う」といわれたら、関係者であっても訃報を知らされていない方がいる可能性があるため、無闇にいいふらさないよう気をつけます。
ご遺族から訃報を受けていないのに、うっかり第三者から亡くなったことを聞いてしまったら、知らされなかった衝撃も相まってショックが倍増してしまいます。
ご遺族の意思を尊重して、まわりに言いふらさないようにしましょう。
弔電を送るくらいなら問題ない
葬儀に呼ばれなくても、弔電を送るくらいなら問題ないケースが多いです。
最後のお別れの挨拶をしたい方は、弔電で気持ちを伝えましょう。
なお、逝去された方がキリスト教徒だった場合、仏教のお悔やみの言葉を書いてしまうとマナー違反になってしまいます。
仏教とキリスト教では生死観がかなり違うため「成仏」「往生」等の言葉は忌み言葉とされています。
キリスト教の弔電を送る際は、キリスト教に詳しい葬儀社に確認してから送付しましょう。
後日知ったら弔問の打診をする
葬儀の後に亡くなったことを知り、逝去した方にお別れの挨拶を、と思った方はご遺族に弔問していいか確認しましょう。
悲しい思いを引きずっているご遺族の方は、生前の思い出を語るのが辛すぎるので、弔問すらも控えてほしいと考えているかもしれません。
もし弔問の許可を得られたら、供物を用意して訪問しましょう。
家族葬でどこまで呼ぶかはご遺族次第
家族葬の参列者を決めるのはご遺族の自由です。
誰を呼びたいか、お別れの際に悔いが残らないようしっかり考えて決めましょう。
なお、キリスト教式の家族葬を検討しているが、現在通っている教会がない方は当社にお任せください。
「費用を抑えたい」「逝去した方が好きだった花を祭壇に供えたい」等の要望をしっかり聞いた上で、悔いのない葬儀になるようお手伝いさせていただきます。